OKパットの基準「ワングリップ」って何センチ?微妙な距離なのに自分で勝手にOK頻発する人にイラッ
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
OKパットの基準とされるワングリップの長さは、一般的には30センチ程度です。でも、同じ30センチぐらいのパットでも、OKを出しやすい場合と出しづらい場合があります。また、自分で勝手にOKを出したりOKを催促するのはマナー違反ですので、気をつけましょう。
ワングリップの長さとは?
競技ゴルフは完全ホールアウトですが、友人とのエンジョイゴルフではアプローチやパットがある程度寄った場合には「OK」を出して、カップインを省略することが多いと思います。多くのコンペでは「ワングリップOK」とあらかじめルールに記載されていることもあります。
では、「ワングリップOK」のワングリップとはどれぐらいの距離か知っていますか?
ワングリップとはパターのグリップの長さのことですが、自分が現在使っているパターを測ってみると27センチでした。しかし、グリップの長さには違いがあり、私が持っているパターで最も長かったのは35センチでした。
<WEB調べによると…>
ワングリップOKの目安=30センチ程度
ゴルフのカップの直径が108ミリですので、カップ約3個弱が目安になります。
30センチがOKパットの目安と言われると、みなさんはどう思いますか?私は30センチだと結構短いので、かなりカップに寄せないとOKはもらえないなと思いました。もともとOKパットは、次のパットを外す可能性が低いから、打たずにプレー時間を短縮するためのものですので、そんなに長い距離をOKすることはできません。
OK出しやすい場合と、出しづらい場合は?
ワングリップの目安は30センチとはいえ、実際のラウンドではもっと長い距離でもOKを出していることがよくあります。エンジョイゴルフなら、私は同伴者が合意していれば50センチでも全然問題ないと思います。
そもそもゴルフを楽しむことが目的ですので、OKパットの距離の目安はあってないようなものです。
一方で、「ワングリップOK」がルールになっているコンペでは参加者の公平性を保つため、十分に気をつける必要があります。例え30センチのパットであっても、シチュエーションが変われば、アマチュアゴルファーは簡単に入れることができない場合があります。
では、目安の30センチ以上残っていてもOKを出しやすい場合、出しづらい場合について考えてみます。
OKを出しやすい場合
● 上りのラインが残っている場合
● ロングパットやアプローチで上手くタッチがあった場合
● ショートパットを外した場合
● 初心者がグリーン上で行ったり来たりを繰り返している場合
● 進行が遅れている場合
初心者ゴルファーはパッティングの距離感がまだできていませんので、グリーン上で行ったり来たりを繰り返してしまうことがよくあります。グリーン上で何打も打ってしまうとラウンドが楽しめなくなってしまうので、多少距離が残っていても、3パットを越えたあたりからOKを出すようにしています。
進行が遅れている場合も同様で、後ろの組が後方で待っている場合には多少距離があってもOKを出して、進行の遅れを取り戻す努力をしましょう。
OKを出しづらい場合
● 下りの微妙なラインが残っている場合
● バーディーパットの場合
下りの微妙なラインが残っている場合は、30センチぐらいでもOKは出しづらいものです。アマチュアゴルファーは、ファーストパットのタッチが強めで入らなければ3パットになる可能性が高いからです。
また、バーディーパットの場合はOKパットにするよりは気持ちよくパットを決めてもらって、「ナイスバーディ」と言いたいですね。
案外知らずにパターのライン上を平気で歩く人がいるんですって!それ、マナー違反ですよ!
ラウンドしていると、グリーン上で同伴者のラインを気にせずに踏んでいるゴルファーをたまに見かけます。ラインを踏まないよ...
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