1. TOP メニュー
  2. ゴルフギアにお悩み
  3. クラブ選び
  4. 「スピーダーNXブラック」「ツアーAD VF」「LIN-Q」話題のニューシャフト3本を打ち比べ!

「スピーダーNXブラック」「ツアーAD VF」「LIN-Q」話題のニューシャフト3本を打ち比べ!

ゴルフサプリ編集部が気になるギアを試してきたよ!

2023/09/16 ゴルフサプリ編集部

いまだ猛暑が尾を引く昨今だが、ゴルフギア市場は秋のゴルフシーズンを前に大盛り上がり。ドライバーシャフトも例外ではなく、大手シャフトメーカーがテストを重ねてきたニューモデルが、我々の手元に届く日を迎え用としている。そこで今回は、藤倉コンポジット、グラファイトデザイン、UST Mamiyaの主力シャフトを編集部員が打ち比べてみた。クラブフィッターの“オグさん”こと小倉勇人さんのインプレッションと併せてご賞味あれ!

撮影/相田克己

「スピーダーNXブラック」「ツアーAD VF」「LIN-Q」打ったのはこの3人

40代・ゴルフサプリ編集部員K

編集部員K

「アイアンは飛ぶのにドライバーが飛ばないスライサー」
● ヘッドスピード:40m/s
● ドライバー平均飛距離:220ヤード

60代・ゴルフサプリ編集部員O

編集部員O

「まだまだ元気。器用に球を打ちこなす還暦おじさん」
● ヘッドスピード:40m/s
● ドライバー平均飛距離:230ヤード

50代・ライターH

「スライスは克服もたまに出るヒッカケが怖い」
● ヘッドスピード:40m/s
● ドライバー平均飛距離:225ヤード

フジクラ/「スピーダーNXブラック」は手打ちもOK!?タイミングがとりやすく球がつかまる

スピーダーNXブラック

オートマチック感があってタイミングがとりやすい先調子系と噂のスピーダーNXブラック。トルクの位置を変えるバリアブルトルクコアにより手元のトルクをやや緩めたという。また、先端部は走るものの幾分トルクを締めてあるのでヘッドのブレが抑えられる、とも。
ヘッドが走る中調子のNXブルー、まったりとした中調子のNXグリーンと相まってNXシリーズ揃い踏みといったところか。

編集部員K 「打てないかな」って先入観があったけど意外と打てた。

ライターH 私も思ったよりやさしく感じました。

編集部員O 普通に打つと僕には難しかったなあ。何て言うか「ヘッドがついてきすぎる」感じがあって。

ライターH ついてきすぎる???

編集部員O ヘッドの操作性はすごくいいんですよ、手元が硬めで。だけどスイングで打とうとするとシャフトのしなりをキープするのが難しい、と言うのかな。言い換えると、手打ちだとすごく打ちやすい。腕の振りで打つとものすごく打ちやすいんです。そこはもうシャフトがそう作ってあるんでしょうね。

編集部員K シャフトが余計な仕事をしないってこと?

編集部員O いや、ボールをつかまえる方向には動く。つかまえてはくれるけどタメは作ってくれない感じ。

編集部員K 僕はダウンスイングでフェースが開いて下りてくるんだけど、ヘッドがちょっと遅れて下りてくる感じがあった。でもつかまったんですよね。

ライターH 私もつかまってくれる感じはありましたね。

編集部員K それってどういう人に合うのかな?

編集部員O やっぱり僕は手打ちの傾向が強い人に合うと思うな。トップでクロスしたり、手首を使いがちな人でもカバーしてくれる。

編集部員K NXグリーンとの違いは?

編集部員O グリーンの方がたまる。中調子で先があまり動かないから。

ライターH そう言われると、確かに先が動く感じはありましたね。

編集部員O 「ピュッ!」とくるでしょ。

ライターH そうそう。

編集部員O だから、ある意味スピーダーらしい。

ライターH ただ、そんなに安定はしない。振りづらくはないし、当たる時はしっかり当たってくれますけど。

編集部員O 動きがクイックなんでしょうね。

ライターH ということはスイングに、そこそこ安定感があれば球をつかまえてくれるので飛距離は延びる。

編集部員O そういうことでしょうね。

編集部員K 僕は元々スピーダーが合わない人間なのかと思っていましたが、ブラックは当たったんですよね。タイミングがとれたというか。でも手元が硬いのかぁ…。じゃあやっぱり無理なのかな。元調子じゃないとシャフトがたまってくれないので。手打ちで打っていたってことかな。

ライターH でも、結果が悪くないならアリだとは思いますよ。

「スピーダーNXブラック」を打ったクラブフィッター・オグさんの見解

「シャフト全体がしなりますが、インパクト近辺では先端がしなる。球際でしっかり仕事をしてくれるシャフトだと思います。大型ヘッドを使っているけれど、振り遅れて右に飛ぶ傾向のある人にはいいモデル。どんなヘッドでもその性能を引き出してくれるのが特徴で、特に大型ヘッドには汎用性が高いと思います」

ーー黒のマット系というコスメも手伝って、しっかりした感じの第一印象だったが、打ってみるとオートマチック感が強かった。先端部は走るけれど、走りすぎて暴れる感じはなし。

テストしたプロからも悪い印象がなく、すぐに実戦投入するパターンも多いそうだ。

次ページ:グラファイトデザイン「ツアーAD VF」

次のページ