1. TOP メニュー
  2. ゴルフギアにお悩み
  3. クラブ選び
  4. 「スピーダーNXブラック」「ツアーAD VF」「LIN-Q」話題のニューシャフト3本を打ち比べ!

「スピーダーNXブラック」「ツアーAD VF」「LIN-Q」話題のニューシャフト3本を打ち比べ!

ゴルフサプリ編集部が気になるギアを試してきたよ!

2023/09/16 ゴルフサプリ編集部

UST Mamiya「LIN-Q BLUE EX」はハードスペックながらもしなやかで打ちやすい

UST Mamiya LIN-Q BLUE EX

アッタスシリーズの後継モデルではなく、まったく新しいブランドの「LIN-Q」。PGAツアーではリッキー・ファウラーやコーリー・コナーズが米国仕様で結果を出している。もっぱら中元調子でしっかり感があるとの評判で、日本でテストしたプロからも「しっかりしていて叩ける」、「硬めで強い球が出る」というインプレッションが多いという。

編集部員K 僕は振りやすかったです。

ライターH 前評判からしてちょっと警戒していましたけど、私も意外と打てました。

編集部員O 僕は今日は当たった。以前に振った時は全然当たらなかったのに。まあ、それはそれとして、今回の中では一番手元しなりだと感じた。初めて振った時には切り返しでヘッドが行方不明になってたから。だからすごいタマるんだと思う。

ライターH USモデルってことで、ハードなイメージがありますが。

編集部員K 女子プロもテストしていたって聞きましたけど。

編集部員O 実戦に投入するかはさておき、女子プロでも元調子のシャフトを使っている人はいる。でも、マミヤを使っている人はV2タイプで手元が硬めで、あまり手元調子じゃない。前のジ・アッタスも手元は硬かったからね。V2の方が先の動きが少ない。手元が硬いので、タマりすぎないがゆえに操作性がいい。

ライターH 確かにこれなら速く振れると思いました。振りやすいのが一番。なんでだと思います?

編集部員O タマってくれるんでしょ。逆に自分で何かしようとするとタマりすぎるかもしれない。

ライターH 言われているほどハードスペックじゃない気がしました。

編集部員O それが一番当たってると思う。他メーカーも含め、USモデルの中では一番しなやかで親しみやすいかもしれない。

編集部員K USって棒みたいなイメージしかないですけど。

編集部員O これは棒じゃない。

編集部員K どういう人にいいんでしょうね?

編集部員O これは打ち出しが低くてロースピン。LIN-Qはタイプを打ち出しで分けているんですよ。ハイロンチ、ミドルロンチ、ローロンチで、これはローロンチ。インパクトロフトはつきにくい。

ライターH 確かに上がりやすくはかったです。

編集部員K でも中弾道で気持ちよかった。

編集部員O 自分でちょっと上げに行かないと球は低めになる。インパクトロフトが寝過ぎない。そこが一番の特徴かもしれないね。

編集部員K ロー、ハイのシャフトサイドの調整はどうしているのかな?

編集部員O 真ん中から先の動きでしょう。そこのしなりを増やすとインパクトロフトが寝てくるから。簡単に言えばキックポイントを変えているんでしょうね。でも、せっかく最後にアメリカものが出てくるんだから、3つのバージョンが見たいよね。アメリカではあるわけだから。いずれにしてもちょっとトリッキーなところがあるんだよね。「ヘッドがなくなった!」と思ってリリースすると左に行っちゃう。

編集部員K 僕はヘッドがなくなろうがなくなるまいがわからない。インパクトのみですから。

編集部員O 自分が元調子系が苦手だからかもしれないけど、今回打ったシャフトの中では一番表現しづらいね。

「LIN-Q BLUE EX」を打ったクラブフィッター・オグさんの見解

剛性の高い、振りにいくゴルファー系のシャフトだと思います。低スピンなので、振り方によってはドロップすることも考えられます。US系のハードスペックですが、ヘッドスピード43m/sあれば6Sくらいは打てるはず。それ以下の人でも5Rなどスペックによってはアマチュアにも使えます。

今回試打をした3つのモデルをトータルで考えるとどれも大型ヘッド向きのシャフトです。その大型ヘッド向きシャフトの中で、「LIN-Q」はつかまり系の部類に入ります。

ーーメーカーによれば、手元に新素材のQファイバーコアを入れ、手元側のしなりを細かく調整したとのこと。パワーが効率よく伝わり、当たり負けしない分厚いインパクトが得られるメリットがあるそうだ。加えておくと左には行きづらい。また、右に抜けたかな、と思った球も意外と曲がらず、ミスによる飛距離ロスも減っていた。

ミート率UP・方向安定・飛距離UPを同時に実現!2023年春・注目のシャフト3選

もっと遠くにもっと正確に飛ばしたいというのは、ゴルファーにとって永遠のテーマだろう。 そのためにドライバーを新調する...

あわせて読みたい

解説者

小倉勇人

小倉勇人
1978年生まれ。スイング&クラブアドバイザー。「ユニオンゴルフクラブ」(千葉県)で「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」の店長を務めゴルフライターとしても活躍。


ゴルフサプリ編集部が気になるギアを試してきたよ!

 シリーズ一覧へ

2024年最新ドライバーシャフトおすすめ人気ランキング15選|選び方も解説!

自分のスイングや弾道に合わせて選ぶことによって、安定性や飛距離アップが期待できるパーツがシャフト。ドライバー用シャフ...

あわせて読みたい

2024年最新アイアンシャフトおすすめ人気ランキング10選|選び方も解説!

ドライバーのリシャフトがもはや当たり前になった昨今。正確な方向性と飛距離が要求されるアイアンのシャフトだって、とって...

あわせて読みたい

ゴルフ飛距離の目安|クラブ・番手ごとの平均値一覧【男女別】

ゴルフは飛距離を競うゲームではありません。しかし、遠くまで飛ばせて、なおかつ方向性がよければ、大きなアドバンテージを...

あわせて読みたい