飛距離アップの秘訣は、振りやすく感じるクラブかどうか

T島 先日、某シャフトメーカーさんの試打ラウンドで、ゴルフサプリの編集長と同組でご一緒させていただきました。

市川 そうなんですね。どうでした?

T島 今、人気の石井良介プロも同組だったんだけど、ずーっとラウンドレッスンをしてもらっていましたよ。俺には「T島さん、死ぬ気で振ってください」だけだったけど(泣)。

市川 (笑)

T島 でも、石井さんのアドバイスを受けて、どんどんスイングが良くなっちゃって驚いた。ついでに昼食で、編集長がひとりだけ“普段食べれないし…”と言いつつ「鰻重」をオーダーしていたのにも驚いちゃった(これ絶対に書くって伝えておいた)。

市川 鰻重くらい食べさせてあげなさいよ(笑)。話は変わってT島さん、飛距離アップしているんでしょ? それに、またホールインワンも出したとか。

T島 そうなのよ。一番飛ばなかった時期に比べると20%ぐらいアップしています。200ヤードちょっとだったのが、240ヤードぐらいは飛ぶようになりました。

市川 石井良介プロのアドバイスが効いたんですね。クラブは変更あります?

T島 特にないですね。やっぱり振りやすく感じるクラブって大事だなと思いました。

市川 エースのシャフトは?

T島 シンカグラファイトさんのZingerというワンフレックスのシャフトと、RomaRoさんのANKAAってシャフト、どっちをエースにするか決めかねています。

市川 Zingerは40グラム台でしたね。ANKAAは?

T島 50グラム台のSだよ。40g台も発売されたらしいね。使ってみたい!!!

市川 ヘッドは?

T島 テーラーメイド「SIM」の10.5度と「SIM MAX」の9度です。

市川 あれ、「ステルス2 プラス」は?

T島 どうしても譲ってくれ!と言う人がいたので、サヨナラしました。

市川 お、そうなんですね。

T島 そこで今回は、シャフトとヘッドってどっちを変えたら飛ぶのか?という問題について話したいと思います。

市川 前置き長っ!大蔵ゴルフスタジオのフィッティングでは、まずシャフトからフィッティングしていきます。

シャフトの種類が多い理由

T島 ですよね。シャフトの方が『合う・合わない』の振り幅が大きいって思ってるんですよ。合わないシャフトって、”ゼロ”があるじゃん!

市川 ゴルファーの力を0%しか伝えないってことですか?

T島 まあ、ゼロは極端だけど、10とか20とかね。それぞれのゴルファーにとってタイミングが取りにくいシャフトって、すごくパフォーマンスが落ちます。

市川 そうですね。タイミングが取りにくいってのは致命的で球筋が安定しませんし、チョロ連発なんてこともあります。

T島 ヘッドはタイミング関係ないし、スペックを合わせてあげればいいじゃん。見極めが比較的シンプルです。

市川 シャフトよりは合わせやすいですね。イマドキのドライバーは調整機能が満載だし。

T島 シャフトのマッチングが大変だから、ここに何千本もシャフトがあるわけですよね。

市川 そうなんです。秘密ですけど、細かくデータも取ってるんですよ。

T島 そのデータ、俺は知ってるけど!結構なデータベースがありますな。

市川 新しいシャフトに注目が集まりますが、大蔵ゴルフスタジオは新しいからオススメしているわけじゃないんです。もちろん、お客様が気になるというシャフトは試してもらいますけど、実際使われるのは最新ではなかったりしますね。

T島 そうだよね。最新だけに集中しないよね。最新よりも“貴方に最善”を優先。

市川 さすがいいセリフ言いますね。シャフトがこんなにあるのは、種類もですが、スペックでホントに妥協してもらいたくないからです。

T島 そうだね。この連載でもしつこく言ってるけど、皆さん「60グラムのS」って決めていることが多いんですよね。

市川 50グラム台といっても、50グラムから59グラムまでが50グラム台なんです。59グラムっていったら、60グラム台に入れてもいいんですよ。

T島 皆さん50グラム台というと、50グラムだと思っている気がする。

シャフトが決まれば失敗は減る

市川 硬さもメーカーによって考え方が違うし、米国発のシャフトの場合、Rでもしっかりしている場合があります。

T島 なかなかわかってもらえないので、この連載でしつこく書いてますけど、フジクラさんのVENTUS、三菱ケミカルさんのTENSEI。そして10月にUSTマミヤさんから出たLIN・Q(リンク)は、ワンフレックスぐらいしっかりしていると思っていいと思います。

市川 皆さん、ドライバーを買う際にヘッド基準で決められていますよね?例えば、「『ステルス2』と『パラダイム』のどっちにしよう?」とかいう選択方法です。でも入っているのは純正シャフト。もしくはメーカーさんが選んだカスタムシャフトです。

T島 でも、そのシャフトが自分に合うか否かはわからない。イマドキだとシャフトメーカーの人気のシャフトの名前が純正シャフトに入っていますけど、シャフト単体で販売しているシャフトとは別物ですから!

市川 T島さんも新製品の季節になると毎回、テーラーメイドにしようか?キャロウェイにしようか?ピンにしようか?と悩んでますが、あくまでもヘッドの比較であって、自分のお気に入りシャフトを入れることが前提なんですよね。

T島 だって、どんなシャフトを入れたらいいだろう?ってことにこだわりたいし、さらに重さにも硬さにもこだわりたい。

市川 ただ、純正シャフトはそのヘッドが多くのゴルファーにとって使いやすいように、メーカーさんが一生懸命開発されています。

T島 そうそう。実際ピンさんは純正シャフトを何種類も用意されていますし、その中で選べる点は素晴らしい。

市川 私の知ってるギアマニアは、普通とは逆から選んでいます。まず前提となるシャフトがあって、それからヘッドを選ぶ。T島さんとか大手メーカーさんにいっつも、「あのーヘッドだけ欲しいんですけど」って言ってます。

T島 どのメーカーさんも売ってくれないので、使わない純正シャフトがたくさんあります。

市川 シャフトが決まると、ホント失敗が減りますから。

T島 ヘッドの性能はホント大切なんです。だからこそ、シャフトがマッチしていないとヘッドの性能が活かせない。ヘッドの性能が活かせなければ、飛ぶわけない。ヘッドとシャフトがマッチしていることが大前提。

市川 まずはヘッドを活かせる条件をクリアしてあげることが大切です。T島さんは妄想が膨らみまくって、いろいろやり過ぎちゃいますけどね。

T島 は、反論できない…まあシャフトはガチっと決まってるわけじゃないんです。いろいろ試してますから、コレは自分と相性がいいな!というシャフト、あと大定番でコレ入れとけば失敗しないだろう?的なシャフトがありますから、それを前提でヘッドを選ぶわけです。

市川 今、気になるのシャフトとかあるんですか?

T島 さっきも言ったけど、RomaRoのANKAA。40グラム台が出たんだけど、クラブコーディネーターの鹿又芳典さんに先日、「絶対T島さんの好物ですよ」って言われて気になってます。

市川 50グラム台をドライバーに、60グラム台をフェアウェイウッドに入れてるぐらいですからね。

T島 あとKAENGOLFというメーカーさんのシャフトも気になってる。

市川 ああ、面白いですねアレも。

T島 ということで、妄想が膨らむんだよね。

市川 はい!まずはシャフトを決めることをオススメします。

文・T島

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

大蔵ゴルフスタジオ

上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/



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