愛車のラゲッジルームはゴルフ専用ガレージ。真似したい、訪れたいCOOLなゴルフ空間
COOL GOLF SPACE|GOLF OUT issue.4で見つけた注目情報を紹介
ゴルファーたるもの芝上以外の日常でもゴルフを感じていたいもの。別に、それはストイックな練習環境でなくてもいい。愛用のクラブやコースの写真、ゴルフにまつわるさまざまなモノが日常になじむ空間。そんな心地よいゴルフ空間を探してみた。
GOLF OUT issue.4 P.16〜21より
PHOTO:YASUHIKO ROPPONGI, AKITO OCHIAI
TEXT:JUNICHI FUJII, YUSUKE KUMON
Space#01 FLOG GOLF CLUB×SETSUGEKKA
ゴルフと生け花がコラボしたアートの可能性
ゴルフ好きなスタイリスト尾後啓太氏が3年前にスタートさせた「フログゴルフ クラブ」は、ある種のアート性を備えたブランドだ。
古着を組み合わせてリメイクし、そこにイラストレーターがオリジナルでゴルフにまつわるハンドペイントを施したウエアはすべて1点もの。当然手間と時間が掛かり、量産も困難だ。
それでも彼が自身のブランドを立ち上げたのは「リメイクでウエアをつくりたい」という創作への意欲だった。ブランドは発表間も無くSNSなどで洒落者のゴルファーから注目され、好調だという。
そんな彼が現在新たに取り組んでいるのが、華道家「雪月香」氏とのコラボレーション。生け花とゴルフアパレル、一見結びつきは希薄に思えるが「ゴルフも好きですが、実は自然の花木も好きで、友人である雪月香もそれは同様。『ゴルフを絡めて何かできない? 』みたいなノリではじめました」と尾後氏。
そんなムチャ振りに草月流の華道家師範である雪月香氏はキャディバッグを花器に見立てたクリエイティブを創作。これをイベントで展示、作品をプリントしたアイテムを販売したら評判を呼んだ。
「“アートを着る”はもともとブランドの延長線上でもありましたし、ゴルフなアートをつくれる人はいても、アートをつくれるリアルゴルファーは少ない(笑)。飲食店やゴルフ場にこんなアートがあったら楽しいと思うんです」と彼の創作意欲は高まるばかりだ。
最新作の作品名は「KATTOU」。キャンディピンクに染まった折れた無数のアイアンが流木と草木に絡む印象的な作品だ。
「ゴルフとはクラブを折りたくなるようなミスの連続。でも、ときどき出るグッドショットには心が躍る。それを僅かに添えた小花で表現してみました」と雪月香氏。まさにゴルファーならではの発想だ。
ちなみに使用したアイアンは旧いモデルだがすべて本物。将来的にはゴルフを切り口とした生け花や造形物を、イベントやゴルフ場などで展示していきたいそう。
展示会当日は、過去作品の展示やプリントしたウエア類や、「FROG GOLF CLUB」のリメイクウェアも展示販売された。左上はゴルフシューズを花器にアレンジした初期作品。“シューズ風”はなく、実物ならではのリアリティがある。自宅のアートにおひとついかがだろう。
Space#02 KENROCK
湘南スタイルのサーフ&ターフを体現する庭
海まで歩いて3分、最寄りのゴルフ場までクルマで3分。1級建築士でライフスタイルプランナーとして活躍する「KENROCK」の岩切剣一郎さんの自邸は、まさに本場カリフォルニアのサーフ&ターフを思わせる湘南の立地にある。
もとは画家が暮らしていたという築40年のモダンな平屋の母屋もさることながら、極めつけは写真の庭。敷き詰めた人工芝、シダー材にエイジング加工を施したシェッド(物置小屋)、植栽はゴルファー誰もが羨む大人の遊び場だ。
「時間ができると、小屋の壁面と柱にネットを掛けてチッピングの練習をします」と岩切さん。早朝海に入り、7時からハーフラウンド、9時半に職場へ向かうなんて日もあるそうで、実に羨ましい。
シェッドは輸入品のキットで、基礎や土間の部分以外は友人たちとともに共にDIYで仕上げた。観音開きのドアをガバッと開けると、内部にはサーフボードやMTB、バイクといった遊び道具が整然と並ぶ。
出番の多さからゴルフ関連のグッズの収納スペースは手前入口に設定。スペアのマイクラブやキャディバッグ、サビ止めなどのメンテナンス用品を格納。扉の裏に吊るされた工具類も格好いい。
ラウンド後は母屋のテラスにあるベンチに座りクラブをメンテ。ノンメッキのウェッジを使うなどクラブへのこだわりは強め。シェッドはエイジングを施したニュアンスカラーに塗装され、雰囲気も抜群で、ポーチも付いてここで暮らせそうな広さ。この他、庭にはシャワースペースやバーカウンターも設置、職業柄、モデルルームとしても機能しているそう。
Space#03 CPH/GOLF
機能的な魅せるコンテナが彩る私的ゴルフ空間
「自分らしく遊びたい大人達」へ向け、ライフスタイルに合わせたスタイルを提案する「キャプテンズヘルムゴルフ」は、ディレクターの金子ミッシェルさんの趣向を体現するブランドだ。サーフ、アウトドアなどに次ぎ、3年前に加わったのがゴルフライン。
「ほぼ週2回ペースでゴルフ場へ出掛けるので、突然のラウンドにも対応できるよう、クルマのトランクにはクラブや小物、シューズなどを整理しやすく工夫しています。とくに便利なのが折り畳みのコンテナボックスで、車内でも自室でも重宝しています」。
気に入りすぎてコラボによるオリジナルまで制作、重ねても正面の蓋が開閉して中身が取り出せるすぐれモノ。ゴルフ用品をすっきり収める魅せる収納術はぜひお手本にしたい。
愛車の「G350」は燃費も考えてディーゼルを選択。実は、外観のみオールペンやワンオフなどで最初期のGクラスに寄せたもので、中身は信頼性の高い高年式モデルだ。
クルマのラゲッジルームはミリタリー調で統一感のあるコンテナボックスや小型のケース類を活用、見た目がよく取り出しやすい収納。シート裏に吊り下げるガーメントケースは試作品で、“ほしいからつくる”姿勢は不変。底面にブランドロゴを刻んだコンテナは今後発売予定の最終サンプル。重ねても前面の蓋が開くのでラック替わりに使える。
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GOLF OUT issue.4
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