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ゴルフのフォロースルーとは?振り抜く方向やスイング軌道を解説

2023/12/29 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ,フォロースルー

この記事ではゴルフスイングにおけるフォロースルーについてお話しします。一般的にフォロースルーは飛距離アップや方向性の向上に関係しているといわれます。そのせいか、フォロースルーをとても重要視するツアープロも少なくありません。

アマチュアの多くはトップなど、バックスイングにとらわれがちですが、フォロースルーを見直すとレベルアップの可能性が広がります。

目次

ゴルフのフォロースルーとは

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ゴルフのフォロースルーとは、インパクト後の動作のことを指します。

フォロースルーはボールを打った後の動きですが、打ち出されたボールの飛距離や方向性に大きく関係します。

簡単にいうとフォロースルーの良し悪しによって、より一層飛距離アップできたり、狙ったところにボールを運べたりする可能性が広がると考えられています。

ポイント

  • スイング動作でフォロースルーが重要である理由
  • フォロースルーが上手くできないとスイングに与える影響
  • フォロースルーはフィニッシュの形と一緒に習得しよう

スイング動作でフォロースルーが重要である理由

ゴルフのスイングにおいてフォロースルーが大切といわれる理由は、

  • 飛距離アップの可能性が高くなる
  • 方向性がよくなる

上記の2点です。

広がる、よくなるといいましたが、必ずそうなるわけではありません。あくまでも一般的・普遍的な理由です。ただ、インパクトしたあと、しっかりと腕を伸ばしてフォロースルーをつくるとボールにさらに力が伝わる感じがします。

また、インパクトしたあと、すぐにスイングをやめてしまうより、フォロースルーをつくったほうが狙ったところへボールを運ぶイメージが湧きます。

このようなことからフォロースルーが大切と考えられています。

フォロースルーが上手くできないとスイングに与える影響

理想といわれるフォロースルーをつくることができないと、

  • 飛距離アップの可能性が低くなる
  • 方向性が悪くなる

このように考えられています。その理由はインパクトしたあと、すぐにスイングをやめてしまうと、

  • イメージ的にボールにさらなるひと押しを加えることができず、そのぶんボールに伝わる力が小さくなる
  • 「打って、終わり」のスイングでは、狙ったところへボールを運ぶイメージができない

上記の2点が主なものです。したがってできるだけしっかりとフォロースルーをつくることがよい結果につながります。

フォロースルーはフィニッシュの形と一緒に習得しよう

理想とされるフォロースルーを身につけたいのであれば、インパクトからフィニッシュまで、一気に振り抜くことを意識しましょう。

グリッププレッシャーをできるだけソフトにして、ヘッドの重さ、そして遠心力を感じながらスイングすると、両腕が伸びた理想的なフォロースルーになるでしょう。そして一気にフィニッシュまで振り抜くことが容易になるはずです。

ボールを打つ意識が強いとフェース面とボールをぶつけるようなスイングになりやすい傾向が。こうなると左腕が退けたフォロースルーになりやすいので要注意です。

ゴルフの正しいフォロースルーがスイングに与えるメリット

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ここではゴルフスイングにおけるフォロースルーがどのようなメリットを与えるかについてお話しします。スコアアップのためにもよいフォロースルーを身につけて、メリットを享受してください。

ポイント

  • ショットの方向性(コントロール)がよくなる
  • 飛距離アップの可能性が広がる
  • 見た目がキレイなスイングになる

ショットの方向性(コントロール)がよくなる

一般的に理想的といわれるフォロースルーができると、ショットの方向性がよくなるといわれます。

その理由はインパクト後、両腕が伸びたフォロースルーだとボールとフェースの接触時間が長くなるからです。

本当に接触時間が長くなっているのかは不明ですが、例えばボーリングも手首のスナップだけで投げるよりも、腕を伸ばしながら投げたほうが、狙ったところにボールをコロがしやすいのと似た感覚です。

そのため方向性に悩みがあるのなら、長いフォロースルーをとるように意識してみてもいいでしょう。

飛距離アップの可能性が広がる

一般的に理想的といわれるフォロースルーができると、飛距離アップの可能性が広がるといわれます。

その理由はインパクト後、両腕が伸びたフォロースルーだとボールにさらなる力が伝わるからです。

実際のところ、ボールにより多くの力が伝わっているのかはわかりませんが、理想といわれるフォロースルーだとボールとフェースの接触時間が長くなるイメージがあるうえ、ボールを「もうひと押し」するイメージがあります。

このことから飛距離アップを望むなら、フォロースルーを意識してみましょう。

見た目がキレイなスイングになる

一般的に理想的といわれるフォロースルーができると、多くの人が「キレイ」と感じるバランスのよいスイングになります。

スコア100前後を行ったり来たりしているアベレージゴルファーはフォロースルーで左肘が退けたり、曲がったりする傾向が。

こうなると前記したようなメリットを得られないことはもちろんですが、見た目がカッコ悪い…。

異性とのラウンドがないのであれば、そのままでもいいかもしれません。でも、少しでもカッコよく見せたい、きれいに見られたいのであれば、理想的といわれるフォロースルーをマスターしたほうが楽しいかもしれません。

ゴルフのフォロースルーの振り抜く方向や軌道

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ここではゴルフスイングにおけるフォロースルーの振り抜く方向や軌道についてお話しします。これらを参考にして、誰が見てもきれいと思うようなスイングをマスターしてください。

ポイント

  • フォロースルーは大きく振り抜く
  • インサイドアウト軌道で目標方向に対して少し右に振り抜く
  • 腰をしっかりと回転させて遠心力を活かす

フォロースルーは大きく振り抜く

フォロースルーは大きく振り抜く意識が大切です。なぜならこの意識があるとインパクト後、腕が伸びやすくなるからです。腕が伸びれば前項でお話ししたメリットを得る可能性が広がります。

100切りを目指すレベルのアマチュアはたいてい、フォロースルーで左肘が退けたり、曲がったりしています。このような動作を修整するためには、大きく振り抜く意識は有効でしょう。

スイング中のヘッドの重さ、スイングによって発生する遠心力を感じながらスイングすると、大きく振ることが容易になるでしょう。

インサイドアウト軌道で目標方向に対して少し右に振り抜く

フォロースルーはターゲットライン(目標線)よりも少し右に振り抜く意識をもちましょう。

その理由ですが、アマチュアゴルファーの多くがスライスに悩んでいます。スライスの原因はいくつかありますが、そのうちのひとつがいわゆる“アウトサイド・イン”のスイング軌道です。

これを修整するひとつの方法が、ターゲットラインよりも右へ振ることになります。右へ振る意識があるとスイングの軌道がインサイド・アウトになりやすく、スライス防止の効果が期待できます。

腰をしっかりと回転させて遠心力を活かす

腰をしっかりと回転させて、遠心力を活かすことを意識すると理想的なフォロースルーになるという考えがあります。これを実践してよい結果を得られるのなら何も問題なし。どんどん腰を回しましょう。

一般的にアベレージゴルファーの多くは体ばかりが回って、振り遅れる傾向があります。振り遅れるとフォロースルーで腕が伸びず、遠心力もあまり活かすことができません。

スイングに正解はないので、腰をいくら回しても肘が退けたりするなら、しっかり腕を振ることを意識してみるのもアリです。

ゴルフのフォロースルーで意識したいポイント

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ここではゴルフスイングにおけるフォロースルーで意識したいポイントをお話しします。フォロースルーがうまくできないと悩んでいる人は、ここに紹介するポイントを参考にしてください。

ポイント

  • 左手首を小指方向へ曲げるとフォローが大きくなる
  • 左腕を回外させれば肘が退けにくい
  • 腰の回転を止めなければ腕が伸びる
  • フェースの向きに注意することが大切

左手首を小指方向へ曲げるとフォローが大きくなる

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小指方向に曲げる「尺屈」が効果的という人もいる

フォロースルーが大きいとスイングのアーク(円弧)も大きくなるため、飛距離アップできるといいます。

フォロースルーを大きくするためにはインパクト後、左手首を小指方向へ曲げる「尺屈」の動作を行うといいというレッスンプロやティーチングプロ等がいます。この方法を試してみて、よい結果につながる人は継続して続けるのもいいでしょう。

尺屈を意識することでフェースが開きやすくなってボールがつかまらなくなったり、ダフりが増えたりすることがあるので、身に覚えのある人はやめたほうが無難です。

左腕を回外させれば肘が退けにくい

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左肘を回外すると肘が退けにくい

アベレージゴルファーの多くはフォロースルーで腕が伸びず、左肘が退ける傾向があります。

退ける原因はいくつかありますが、ダウンスイング、特にインパクト以降で左腕が回外(外向きに回す)しないために肘が退けてしまうアマチュアが多いように感じます。回外しないと肘をたたむ動作がうまくできないため、退けやすくなる傾向があるのです。

自分の左腕が回外しているかしていないかは、スイングしている姿を正面から動画で撮ればすぐに確認できます。一度、試してみましょう。

腰の回転を止めなければ腕が伸びる

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腰を回せば左腕が伸びるという人もいる

スイング中、腰の回転が止まると左腕を伸ばすことができなくなって、左肘が退ける、という考えがあります。

「もしかしたら、自分は当てはまるかも…」そう思った人は、目一杯腰を回転させてスイングしましょう。

腰を回しつづけるのではなく、左の壁を意識して、インパクトに向けて一瞬、体の回転を止めるイメージでスイングすると、カウンター効果で腕が伸びやすくなります。

一方が正解というわけではないため、両方を試してみて、自分に合うほうを選びましょう。

フェースの向きに注意することが大切

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フェースのトウが上を向くようにする

フォロースルーは、クラブのトウが上を向き、フェース面が後ろを向くようなイメージをもちましょう。
このイメージがあるとダウンスイング~インパクト~フォロースルーといった一連の動きのなかでフェースターンが発生しやすくなり、結果としてボールをつかまえることが容易になるでしょう。

フェースターンが発生するということは、いわゆるアームローテーションが行われているといえ、スイングもフォロースルーもある意味、理想的な動きをしていると考えられます。

理想的なゴルフのフォロースルー【画像】

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フォロースルーでは手首が再びコックされる

理想的なフォロースルーは人によって違ったり、考え方によって違うため、はっきりした正解が何なのかは不明です。

そのためここでは理想的ではなく、一般的・普遍的なフォロースルーについて、その一部をお話しします。

インパクト後からフィニッシュに至るまでがフォロースルーなので、チェックポイントはひとつではありませんが、一点に絞るなら右腕が地面と平行の高さを過ぎたあたりで手首は再びコックされ、シャフトはアドレス時のシャフトラインと重なっているといいでしょう。

フォロースルーで左肘を伸ばす方法

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尺屈すれば左腕が伸びやすくなる

良し悪し、合う合わないは別として、フォロースルーで左腕を伸ばしたいなら、前項でお話しした、左手首を小指方向へ曲げる尺屈の動作を行うのが手っ取り早い方法です。

この動作を行うとたいてい腕が伸びるため、インパクト直後にもかかわらず肘が曲がっている、というようなことにはおそらくならないでしょう。

ただし、肘が曲がったフォロースルーが悪いかというと、そういうわけではありません。過去も、そして現代も、フォロースルーで左肘が曲がっているプレーヤーはいます。

要するに思い通りのボールが打てれば、肘が伸びていても、曲がっていても、どちらでもいいのです。

ゴルフのフォロースルー練習ドリル

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ここではゴルフスイングにおける標準的なフォロースルーを身につけるための練習方法やドリルなどを紹介しましょう。参考にして今以上のフォロースルーをマスターしてください。

ポイント

  • 指先でクラブを持って連続素振りドリル
  • 左上腕を押さえて素振りドリル

指先でクラブを持って連続素振りドリル

このドリルはクラブヘッドの重さと遠心力を感じとり、ヘッドをスムーズに出すことを体感するドリルです。

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振り子のイメージで振ることを意識する

  • 指先でクラブを持ちます
  • クラブを持つ力はできるだけ弱くします
  • 振り子をイメージして連続素振りをします

ヘッドの重さと素振りで発生する遠心力を感じとりながら行うことで、自然と腕が伸び、また肘が曲がることもなくなります。

感じとることができず、腕力でクラブを振ろうとすると腕や肘が曲がったり、振り子のようにスムーズにクラブを動かすことができません。

左上腕を押さえて素振りドリル

このドリルは左肘が退けるエラー動作の矯正に役立つドリルです。

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左上腕を押さえれば肘が退けにくくなる

  • 左手でクラブを持ちます
  • 左腕上腕と胸を軽く密着させます
  • 密着させたら右手で左腕上腕を押さえます
  • 押さえたまま軽く素振りをします

左腕上腕を押さえて素振りをするため、腕と体が離れず、ワキが締まった状態を維持できます。

その結果、左肘が退けるエラー動作が起こりません。このときの感覚をつかむことで、フォロースルーで肘が退けにくくなるでしょう。ぜひ試してみましょう。

ゴルフのフォロースルーについておさらい

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ゴルフスイングにおけるフォロースルーは、飛距離アップの可能性が広がったり、ショットのコントロール力が向上するなどの利点があるといわれます。

そのため、いま以上の好スコアを望むなら、標準的といわれるバランスの取れたフォロースルーを身につけるようにしましょう。

身につけることができれば利点を得られるうえ、多くの人が「きれい」と感じるスイングにも近づくことが可能です。


宮川岳也

■解説者プロフィール

宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。