グリップはスイングに大きな影響を与える
JTカップはゴルフ日本シリーズという名の通り、その年の上位30名のみで戦う日本一決定戦です。この偉大なるステージに出場している選手たちを見て、何を思ったのか私はグリップの虜になってしまいました。
皆さん、グリップの握り方の正解って知っていますか?
グリップの仕方、これは本当に千差万別です。絶対これじゃなきゃいけないというものはないのです。野球しかり、テニスしかり、道具を握って操るスポーツを経験された方はわかると思うのですが、プレースタイルによってグリップは変わってきますよね。
ゴルフでも「どういう球を打ちたいか」によってグリップは違います。また、人によって手の大きさも違うのでどんなグリップで握れるかは人それぞれということも現実的にはあるのだと思います。
ですが、ゴルフの練習道具などでもグリップのお手本が形どられていて、握るだけで正しいグリップが身につく道具などが売っています。私もスクールでそれを使ったりしています。千差万別のはずなんだけど、まずはこれを試してみようという基本形はグリップにもあります。
日本男子ツアーのトップクラスの選手たちを見たときに、やっぱりここが大事だな!と気づいて、自分でも試してみたらやっぱりここを伝えないわけにいかない!ということになったわけです。
ソン・ヨンハン選手のグリップは見惚れるほど美しかった
今回、JTカップの猛者達の中で最もグリップが美しいと感じたのはソン・ヨンハン選手です。人差し指の角度、親指のプレッシャー具合、全体的な手の力感、よどみのないスイングの流れ、美しい…
ゴルフを始めたら、まずソン・ヨンハン選手の打ち方を目に叩き込んで練習したら上手くなるだろうなという感覚があります。それぐらい、いいグリップとスイングをしていました。
グリップをまずは見てもらいましょう
ポイントになるのは、右人差し指の角度とその右人差し指でグリップをつまむ強さです。人差し指が銃のトリガーを引くときのようにガッチリとシャフトをつまんでロックしている感覚。親指も少し反らせるくらいで、2つの指の根元が親指の第一関節までピッタリとくっついているのが美しいグリップです。
ソン・ヨンハン選手は、きっとグリップをとっても大事に作っていると思います。だからこそ、今年のパーオン率1位になるショットの精度が身に付くんですね!
というか、この記事を書くまでパーオン率1位とは知らなかったんだけど「やっぱりな~」という感じ。JTカップで見たスイングは、本当に素晴らしいスイングでした。来年もツアーで追っかけてみさせてもらおうと思います!
グリップは『握る』じゃなくて『つまむ』
さっき、とっても大事なことを言いました!グリップを“握る”んじゃなくて“つまむ”んです。右手の人差し指&親指でつまんでいる感覚になれれば、皆さんのグリップはかなり精度が高いこと間違いなし。
初心者の方にありがちなのは、シャフトを上下右左の4面だと捉えた時に上の面に親指を置いて、その他4本で下と左を握りこむスタイルですが、これだとテークバックからトップまでも右手で引っ張り上げる動きになってしまいます。クラブを下ろしてくるときには親指以外の4本に力がこもってしまうので、どうしても手首が下の方に折れていきます。
そうすると、結果としてヘッドが早く落ちるからまずダフりやすいですね。人差し指と親指でグリップをつまむと中指から小指には力が入りにくくなります。それによって、右手を殺して左手主導・体主導のスイングができるようになるんです。トッププロはみんな、つまんで持ってました。
そして、グリップの最終確認は、以下のように少し違いました。
● ソン・ヨンハン/親指パタパタ上下。人差し指はガッチリ!
● 中島啓太/同上
● 吉田泰基/親指パタパタ上下。人差し指は少し緩め
● ブラッド・ケネディ/親指&人差し指をセットで動かして確認
● 岩田寛/親指を外内と数回動かしてセット
ここにもプロそれぞれのスイング特徴が出ていますね。みなさんも自分のルーティンを、こういう小さいところでも意識するとレベルアップできますよ!
ヘッドを効かせるってこういうこと!
男性のアイアンのシャフトはスチールシャフトが入っていることが多いですから、見た目も銀色の金属なのでしなる感覚はそこまでないかもしれません。特にヘッドスピードがそこまでない初心者の方は、しなる感覚をまだつかめていないと思いますが、実際はスイングをスロー再生すれば、必ずシャフトがしなっています。
何か重いものが先っちょについている柔らかい棒を想像してください。それを釣竿をしならせて遠くに釣糸を飛ばす感じで振るとしたら、一番手元側を持ってグッと力を入れて止めれば大きくしなりますよね!?
当たり前なことなのですが、そのイメージを持っていただいてスイングに取り入れて欲しいんです。ゴルフクラブはヘッドが重いわけだから、そこから一番遠い部分を持っている、左手の小指側に力を入れればシャフトはしなりやすいですよね。右手に力を入れちゃうと、よりヘッドに近い側だからしなりが減ってしまうので非効率です。
ダウンスイングでは左手の小指側、グリップエンドを真下に下ろすことでシャフトがしなってくれるので左手主導が大事ということになるんです。
そして、スイングの後半にそのしなりを開放する時に最も大事なのが右手人差し指です。しなって降りてきたヘッドをターンさせるときには、シャフト4面の右側を人差し指で押し込む感覚が欲しいです。
あぁ、文章だけでこれを伝えるのはとてももどかしい!是非、皆さん習っているコーチに聞いてみてください。これはとっても大事なポイントです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
文・名取 確
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逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。







