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ドライバーが曲がらなければ90台は出る!PGAツアー選手の方向性重視・コンパクトスイングを試してみよう

ZOZOチャンピオンシップ2023で見つけた方向性・正確性で勝負するスイング02

2024/01/04 ゴルフサプリ編集部

曲げないショットを手に入れたい!そんなゴルファーに、ぜひ参考にしてもらいたいスイングをZOZOチャンピオンシップ2023出場選手の中から選出し、プロコーチ・吉田洋一郎が解説するシリーズ第2弾。今回、取り上げるのは23年のZOZOチャンピオンシップ2位Tだったエリック・コール!

写真/相田克己

飛距離モンスターとも戦える方向性抜群ショットを目指してみよう

ジョン・デーリーやハンク・キーニー、最近ではキャメロン・チャンプなどPGAツアーには平均飛距離310ヤードを優に超えてくる選手がゴロッといる。そして、総飛距離が6500ヤード超は当たり前!となっている昨今のコースセッティングの中で、そんな飛距離モンスターたちを相手に戦っている選手たちがいる。彼らはなぜ戦えるのか? それは正確性・方向性に優れたショットで勝負しているからだ。

飛ぶことは大事だが、曲がってしまっては意味がない。実際、スコア100〜110を行ったり来たりしているアマチュアゴルファーがドライバーで曲げる確率が低くなると、90台なんてあっという間に出てしまう。

そこで、今回は日本人男性の平均身長(171.5cm)とほぼ変わらない175cm前後の身長でPGAツアーでは”小柄”で、なおかつ方向性に優れたショットが持ち味の選手をピックアップ。彼らのスイングから、方向性重視のドライバーショットの輪郭をつかんでみようではないか。

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エリック・コール

23年のZOZOチャンピオンシップ出場選手の中から、プロコーチ・吉田洋一郎に選んでもらったのはエリック・コール、エミリアーノ・グリジョ、テイラー・ムーアの3選手。

「すごく飛ぶわけではない。そんな選手たちは飛距離で勝負ができないので、とにかく方向性だけは良くしないといけません。また、方向性だけでなく、マネジメントでも弱点をカバーして勝負しています。そして、今回選んだ3選手は、スイングがコンパクトなのが特徴です」

難しいテクニックを真似るわけではなく、参考にすべきはコンパクトなスイング、ということなので一般アマチュアゴルファーにとっては希望が持てる話ではないだろうか。また、マネジメントで勝負でカバーという点は、技術が身に付いてない初中級者にとっても大事な部分だろう。

「まず、1人目はエリック・コール(35歳・アメリカ)です。彼は“史上もっとも美しいゴルファー”として知られ、日本のゴルフファンにも人気のあったローラ・ボーの息子さんです。23年のZOZOチャンピオンシップでは2位Tに入ったので、覚えている方も多いかもしれませんね。身長175cm、彼のスイングはオーソドックスなコンパクトスイングで、見るからに“飛ばそうとしてない”のがわかります。しっかり当てて置きに行く、アイアンショットに近いイメージです。ダウンスイングからフォロースイングまで体を先行させて、腕とクラブは後からついてくるだけ。エリックの感覚を代弁するとしたら『切り返しからは腕が勝手に下りてくるから、動かしてないよ』という感じだと思います。見事に体の回転が主体で、腕とクラブを意図的にリリースしていません」

次のページでは、珍しいエリック・コールの直ドラ・スイングを連続写真で見ていこう。また、エミリアーノ・グリジョ、テイラー・ムーアのスイングは別の記事にて公開するので、そちらもぜひ見ていただきたい。

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