コンペ初心者も幹事さんも必見!「ドラコン」「ニアピン」の正しい意味、教えます
知っているようで知らないゴルフ用語
普段のラウンドではほとんど聞かないのに、コンペでは必ず出てくるワードに”ドラコン”と”ニアピン”があります。どちらもスコア争いには関係ありませんが、その賞を取ると豪華な賞品がもらえることも。今回は、この2つのワードについて詳しく説明します。
飛距離を競うコンテストだが、曲げないことも大事な”ドラコン”
ゴルフコンペでは一般的に、優勝や準優勝、ブービー賞(最下位)などの賞のほか、ドラコン賞とニアピン賞が設けられるケースがほとんど。コンペに参加するのなら知っておくべきワードです。
まずドラコン賞ですが、これは「ドライビングディスタンスコンテスト」の略で、順位争いとは関係なく、「誰が一番遠くに飛ばしたか」を競うコンテストです。
● ただ”飛べばいい”というわけではない
● フェアウェイキープが条件に加えられるというのが一般的
圧倒的な飛距離を実現しても、ボールが少しでもラフにこぼれていたら、その権利は失うということです。余談ですが、とりあえず権利を獲得するために、FWでフェアウェイキープを狙うというせこい人を見かけることもあります。
ドラコンホールはそのコンペの幹事によって決められ、通常は4つあるパー5のホールから、アウトとイン、1つずつ選んで行われることが多いのですが、コースによってはパー4を使うこともあります。ルールは特になく、とにかく曲げずに飛ばせばいいだけ。
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フラッグは誰が用意して誰が刺すの?
コンペの場合は、1組目がドラコン用のフラッグ(幹事さんが用意します)を持ってスタートし、その組で最も飛んだ人のボールのところにその人の名前を書いてフラッグを刺します。次に、2組目の人の中にそのフラッグよりも飛んだ人がいたら自分のボールのところに刺し直し、名前を記入します。
この作業を順番にやって、最後の組の人がフラッグを回収します。もし1組目の人が全てフェアウェイを外してしまったら、フラッグをラフに刺して権利者が誰もいないことを示し、次の組以降の人がフェアウェイに乗せた時点でフラッグをフェアウェイに刺し直します。
飛距離合戦は、女性やシニアゴルファーには不利なように思われるかもしれませんが、コースにはレギュラーティーのほか、レディースティ(女性専用)、シルバーティ(一派的に70歳以上用)、ゴールドティ(同80歳)などがあり、どのティーイングエリアを使ってもドラコンはドラコンという考えが一般的なのでご安心を。
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