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「三角形をキープ」とは「両肩の付け根からグリップを結んでできた三角形」これは◯は✕か?

逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第60話

2024/02/09 ゴルフサプリ編集部 名取 確

ゴルフ練習

こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取 確(なとり・たしか)です。
三角形をキープってキーワード聞いたことありますか?!これ、ちょっととらえ方を間違えると大分違うイメージが作られちゃうから要注意ワードでして、こういう場で書くのもちょっと怖いテーマですが…いっちゃいましょうか!

三角形の場所が問題!

よくレッスン書などでは、「腕と胸で結んだ三角形をキープ」とか「胸の前の三角形をキープ」といわれていると思うのですが、これは多分大きな勘違いを生みます。実際レッスン生の方でも、今までこの言葉のとらえ方を間違えていたせいで、テークバックのやり方から何から間違えていた人がいらっしゃって、今修正に苦労しています…。

何を間違えていたかというと、「両肩の付け根からグリップを結んでできた三角形」でイメージしてしまったこと。これをやると、まず右腕が伸びたアドレスを作ってしまう。これが諸悪の根源!

【アドレス】
(1)肩が吊られがち⇒肩甲骨周りが回転せず、テークバックが激浅くなる!
(2)手首を伸ばしがち⇒インパクトで手首がボールの衝撃に負けて、下手すりゃ怪我する!

【テークバック】
(1)右肘が外に向きがち⇒アウトサイドインを誘発&フェース左向いて最悪のチーピン
(2)頭の位置がボールの上になりがち⇒覗き込む形で身体がねじれず手打ち

まぁ上記が代表的な症状です。三角形の支点を両肩に取ってしまうと、とにかく肩&腕に力が入ってしまいやすくなります。一言で言えば、ギコチナイ動きしかできずロボット化してしまう原因になります。

三角形を平面では考えない!

キープしたい三角形をイメージする時に、頭の中でどんな三角形をイメージしますか?何となく、正面から見た際の三角形をイメージするというか、どうしてもレッスン書などは平面で捉えてしまうことが多いと思います。

まず、その写真的なイメージを消してください!どの場所をイメージしたらよいか、アドレスの形を作りながら具体的に考えていきましょう。

(1)両腕を伸ばしてグリップを作ります
(2)普通に持つと、右腕が高い位置にきます
(3)右腕が左腕より低い位置にくるように、右ヒジの位置を下げます
(4)右ヒジが下を向いて、右脇に適度な締まりを感じる
(5)真後ろから見た時に、腕と腕の隙間に(直角)三角形が!

スイング,イメージ

なんと、キープしたい三角形は正面からではなく、後ろから見た時に現れます!

この形が作れると、インパクトでボールを後ろから押す動きがしやすくなります。そして、そもそも「三角形をキープ」っていうのは手打ちを消して「ボディターンで打つ」という目的のためのレッスン内容なんですけど、この後ろから見た三角形をキープすると、ボディターンでしか打てません!目的達成に確実に近づきます。

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