プレーファストは大切だけど、そればかり優先してスタンス幅やボール位置に無頓着になってない?
ゴルフは、ルールよりもマナーが大切といった一面があります。大声を出さない、ライン上に立たない、バンカーを均す…など、マナーはそれこそ数限りなし。なかでも「プレーファスト」は最上位に位置するけれど、素早さと無頓着を混同してはいけません。
「いつも一定に」これをないがしろにすると、スイングが良くてもいい結果につながらないことが…
ゴルフのマナーで最も気をつけるべきことは、「プレーファスト(PLAY FAST)」でしょう。素早くプレーをすることで自ずとリズムが生まれ、いい流れでラウンドできるはず。また同伴競技者等、他のプレーヤーのペースを乱すこともなく、迷惑行為も防げます。とはいえ、いくら素早くても無頓着なのは考えものです。
例えば…下記です。
● 番手毎のスタンスの幅はいつも一定ですか?
● 番手毎のボール位置はいつも一定ですか?
● ボールとカラダの距離はいつも一定ですか?
● アドレスしたときのグリップエンドとお腹の間隔はいつも一定ですか?
● アドレス時のグリップ位置はいつも一定ですか?
など…。アベレージゴルファーに上記のようなことを聞くと、「そんなこと、気にしたこともなかった…」という人がけっこういます。要するに、多くの人が「なんとなく」とか「いつもだいたいこんなふう」といった、ややアバウトな感覚でアドレスしたり、セットアップしたりしているようです。
もうお分かりだと思いますが、このような感覚だと仮にいいスイングができたとしても打点が不安定になり、ショットが安定しません。イレギュラーのケースを除き、グリップの握り方や向き、グリッププレッシャー、そして上記に挙げたようなことはいつも一定にしておくことが望ましく、これが打つたびにバラバラだとナイスショットの可能性が低くなってしまいます。
素早いプレーはゴルフの大前提。でも、素早さと無頓着は違います。
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