一般的にスイングは「右回り」。でも鈴木愛は「左回り」でスイングしている?
週末、土佐カントリークラブで行われた「明治安田レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント」は、鈴木愛が初日から首位を譲らない完全優勝でツアー通算19勝目を挙げました。
過去に2度、賞金女王を獲得しているだけあって、この優勝はある意味“盤石”と言っても差し支えないと感じました。
一般的にゴルフスイングは自分から見て「右回り」と言われ、これが基本であり、前提となっています。
ところが鈴木は「左回り」。左回りは多くのアマチュアゴルファーの典型的なスイング軌道で、スライスの温床と言える軌道。
そのためゴルフスクール等では、左回りのアマチュアゴルファーを、右回りに変えるためのレッスンをたくさん行います。
つまり…簡単に言うと、左回りの軌道ではゴルフがうまくならない、ナイスショットが打てない、スコアアップできないと言われている訳です。
でも、鈴木のように「左回り」でツアー通算19勝も挙げる超トッププレーヤーもいる訳ですから、スイングに正解はないなぁと改めて思います。
プレーンラインを下りてくるなら「左回り」でも合格です
とはいえ、どんな左回りでもOKという訳ではなく「目安」といえるものはあります。
鈴木の場合は、
バックスイングの軌道は「少し下」
ダウンスイングの軌道が「プレーンライン」
インパクトは「プレーンライン上」
このようになっていることがほとんどで、持ち球は基本、フェードボールです(※撮影する際のカメラアングルによって軌道が違って見えることがあります)。
鈴木のようにシャフトラインを上がって、プレーンラインを下りてくるなら良いのですが、スライスに悩むアマチュアゴルファーは、
バックスイングの軌道が「シャフトラインよりもかなり下」
ダウンスイングの軌道が「ホーガンラインか、それよりも外」
インパクトは「ホーガンライン上か、それよりも外」
になっていることがほとんどです。
Dプレーンから見ると100パーセントではありませんが、ダウンスイングの軌道がホーガンライン側で、またインパクトもそちら側だと、大きく右へ曲がるスライスになりやすいことは否めません。
鈴木のようなフェードボールとは言わないまでも、スライスの曲がり幅を少しでも小さくしたいのなら、ダウンスイングの軌道をプレーンライン側にすることが求められます。
そして、バックスイングする際、極端にシャフトラインの下側を通る軌道は修正するべきだと思います。
ゴルフスイングは軌道がすべてではありませんが、前述したように、左回りが酷く、ダウンスイングでクラブがホーガンライン側から下りてくると、良い結果にはなかなかつながりません。そのため、練習をするときは少しだけ自分のダウンスイングの軌道を意識してみては、と思います。
文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。


