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テークバックは「背中の真ん中で胸を回す」わからなそうでわかっちゃうから、試しにやってみて

みんなの胸郭コンディショニング【第5回】

2024/06/15 ゴルフトゥデイ 編集部

みんなの胸郭コンディショニング【第5回】

みやざわ整骨院院長・ツアーコーチ兼プロトレーナーの宮澤大助氏が提唱する「THPソリューション」。胸椎と骨盤のバランスを整えることでゴルフの上達を促す。イメージだけであの動きが手に入る!?

GOLF TODAY本誌 No.624 96ページより
写真/Getty Images

「骨」で考えるバックスイングと切り返し

イメージだけでもスイングが変わる

胸椎の回旋角度はだいたい35度から40度くらいが適正回旋角だという。範囲が広いだけに人によって使う骨も違う。

「プロゴルファーの動作分析やスイング分析をしても、それぞれ回旋胸椎の支点には違いがあります。例えば牧野裕プロ、彼のスイングを解析すると、トップの位置までクラブを上げる時はTH9、10(12個ある胸椎の上から9番目、10番目の骨)に回旋軸があります。芹澤大介プロや体の柔らかい女子プロの選手は、回旋軸が中間胸椎や、7番目くらいの選手も大勢います。この回旋軸は骨盤角やヒザの屈曲角度また肩甲上腕角や肩甲リズムによっても変わってきます」(宮澤氏)

使う骨、胸椎の柔軟性には個人差があるが、この「骨」を意識するスイング作りが大事だと宮澤氏は言う。

骨への意識があいまいなうえに、胸郭の柔軟性が欠けてくると、切り返しからダウンスイングで上半身と下半身が同時に左へ回転したり、フェースが開き、振り遅れてしまい右ヒジが伸びきれずに腕が余った状態になりやすい。

「練習で骨に意識を集中してスイングをしてみましょう。不思議に思うかもしれませんが、意識するだけで変わりますよ。意識することでバックスイング時に上体をしっかりと捻転することができるわけです」(宮澤氏)

この骨への意識が、スムーズで滑らかな胸郭の動きを促す。

「例えば、テークバックからトップまでの胸椎支点回旋が胸椎の7、8番目だとした場合、正しく動けば切返しで胸椎の9番目、10番目に下がって支点を作ります。これはスイングを分析するうえで非常に重要な動きです」(宮澤氏)

騙されたと思ってやってみて。 ホントに変わるから。

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