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テークバックは「背中の真ん中で胸を回す」わからなそうでわかっちゃうから、試しにやってみて

みんなの胸郭コンディショニング【第5回】

2024/06/15 ゴルフトゥデイ 編集部

この形できてる?

石川遼,スイング
石川遼のスイングのようなこの形を目指して日夜練習。できなかったこのスイングが胸郭のイメージだけでできるようになる。

これは正確に胸椎のパーツの正確な位置を知らなくても、イメージするだけで不思議なことにスイングが変わる。

まず、テークバックのときは背中の真ん中で胸を回して、クラブを上げるイメージ。そして切り返しの時、下半身から始動し支点が背中の真ん中からが少し下の部分に下がって、インパクトからフォローへ振り切るようにイメージしてみよう。不思議なことに、自然とクラブがインから下りたのではないだろうか。

「もし7、8番目が支点でテークバックをして、切り返してからも同じ7、8番目で支点を作ってしまったら……。どんな軌道になると思いますか? そうです、アウトサイドインのカット軌道になります」(宮澤氏)

確かに支点とする骨がトップまでのものと変わらなかったら、クラブがアウトから下りるのがイメージできる。
「これが胸郭を使って上半身と下半身に時間差を作り、間となります。つまり胸郭のコンディションがよくないと、粘りがなく間が少ないスイングになりやすいということです」(宮澤氏)

スイングバランスにも飛距離にも影響するが、何より体への負担が大きくなり、故障へとつながる。
「プロは、ゆっくりおとなしく振っていても飛距離が出ますね。これは上肢と下肢の間に存在する胸郭を無意識に上手に使って、間を使っている証拠でもあるのです」(宮澤氏)

背中の真ん中で上げて少し下で切り返す

胸椎の何番目など細かくイメージすることは難しいので、背中の真ん中の骨でテークバックして、それより少し下の骨で切り返すイメージをもってみよう。あら不思議、自然にインサイドアウトの綺麗なスイングになる!
胸椎の何番目など細かくイメージすることは難しいので、背中の真ん中の骨でテークバックして、それより少し下の骨で切り返すイメージをもってみよう。あら不思議、自然にインサイドアウトの綺麗なスイングになる!

宮澤大助

宮澤大助

治療家・プロコーチ
牧野裕、芹澤大介や女子プロ、野球選手からJリーガー・相撲力士と様々な競技のプロ選手達の治療からトレーニングを指導。

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