プロが21度のクラブを見直し始めた!? アマチュアも見直すのは同じ番手?
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第19回
モンスター級のフィジカルと飛距離を持つ海外のトッププロも、ロフト21度のクラブをUTや7Wにシフトしている。カリスマフィッターの鹿又さんは、この現象からアマチュアが参考にできることをレクチャーする。
写真/Masters 2024
プロは21度、アマチュアは24度・27度のクラブがカギ
写真はタイガー・ウッズのセッティング。
ここ数年のPGAツアーやDPワールドツアー(欧州ツアー)、LIVゴルフに出場している選手たちのクラブセッティングを見て驚いたこと、革新的に感じたことがあります。そのヘッドスピード(HS)帯の中で、ウッド型UTと7Wという、球が上がりやすいヘッドの21度を使う選手がスゴく増えていること。アマチュアの皆さんも、ぜひ参考にして欲しいですね。
世界のトッププレーヤーと一般のアマチュアでは、HSや狙う距離は違います。でも、グリーンというターゲットを狙うときに、球が上がって安定したスピンがかかる方が“やさしさ”につながるでしょう。プロのHSで21度ということは、アマチュアのHSに置き換えると、24度や27度というロフト帯のクラブに該当します。その番手をしっかりと「グリーンを狙うクラブ」として使えているのか? ということを考えてみましょう。トッププレーヤーたちも21度のクラブを替えてきているのだから、アマチュアも24度や27度というロフト帯のクラブを見つめ直した方がいいのではないでしょうか。
HS40m/s前後のアマチュアはロフト何度のクラブを見直せばいい?
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