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なんで「素ダボ」を叩いちゃうのだろう? 改善策はパッティングと集中力にあり

逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第72話

2024/05/31 ゴルフサプリ編集部 名取 確

パター,パッティング,オデッセイ

こんにちは。逆上がりの出来ないティーチングプロ名取です。たまにしか行かないゴルファーにとってはティーショットのとても重要。ドライバーがフェアウェイに行ってくれれば超ハッピー!パー3でワンオンできれば超ハッピー!ですが、フェアウェイキープ・ワンオンしても、その後でミスが続いて気づけばダボ、トリ。これが世に言う素ダボ、素トリってやつです。
写真/ゴルフサプリ編集部

3パットすると素ダボはすぐそこ

「あぁ~OB」 「げ!池ポチャ・・・」 と、大きなミスをしてしまうと、現実的にはダボ・トリになってしまうのが当たり前。だってOBしちゃったら、そのあとをパーで上がってもダボ。
OBした後、何事もなかったようにパーを取れるっていうのはレベルが高い!!

たいがいはOBしちゃったらメンタルやられて、打ち直しの3打目はもういっちょミスしてラフに行くのが関の山。それで4打目はラフから出すだけ。5打目はグリーンに乗らず、6打目で何とか乗っても、そのあと2パットで沈めても……おっと…ダブルパーじゃないか!!

ってなもんですよ。現実は。

でも、そこまでミスらなくたってダボ・トリは出るものです。ティーショットをフェアウェイに打てて、2打目がグリーン近くまで行き、3打目でグリーンに乗せて、3パットすると・・・ダボ。
あれ?!これって大したミスじゃないですよね。普通にプレーして、大したミスないけどダボ。

これがまさに素ダボです。

アプローチ,林

「なんかダボばっかり叩いちゃって」という、そこのアナタはまずパッティング数を必ずカウントしましょう。40パット以上叩いている人は、いつまで経っても素ダボ・素トリから抜け出せません!

ゴルフ場でしかパッティングをしない人は、多分なかなかこのループから抜け出すことはできないでしょう。だから、パッティングの練習は必ずやってください。と言っても、パターマットを買うまでのモチベーションがないという人は、家でちょっと時間が空いた時にパターを取り出して素振りするだけでOK。というか、それこそが上達するコツ。日常の中でクラブを振ることを取り入れられれば、必ず上達します。

素ダボはパッティングで改善。これ間違いなし。

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続いて、素トリに悩むということは、恐らくそれなりにラウンドを重ねて、素トリなんてゴルフ用語もご存じなくらいゴルフが大好きなんだと思います。

でも、出しちゃう素トリ。

みなさん、パーオン率って何パーセントくらいでしょうか?!今は、スコア管理アプリなどでもパーオン率出してくれます。スコア100前後で回っている人は、恐らく10%台じゃないでしょうか。90台の人で20%台、80台の人で30%台が目安じゃないかと思います。

正直、パーオン率を見たところで凹むだけなので、ぜひチェックしてほしいのはボギーオン率です。ボギーオンしていれば、2パットでボギー、3パットでダボなので、トリを叩くことはほとんどないわけです。

でも、ボギーオンできていないと、3パットでトリ。 要は、グリーンに行くまでにミスは1回しか許されていないんですね。


ミスが1回しか許されないというのは、けっこうハードですよ。悪い当たりじゃなくても、方向が悪かったとか、思ったよりもショートしたとか、林の中から出すのに良いショット打ってもまた木に当たるとか、キックが悪くてバンカーに入っちゃうとか。けっこうありますよね?「運が悪い」ってのも、もちろんあるのですけど、たいていは「そこに打たなくてもよかったよね?!」「そこ狙わなくてもよかったよね?!」といったミスだったりします。

ミスらしいミスではないと思ってもトリになるってことは、けっこうなミスをしているってことですからね! (笑)
ミスがミスを生まないようにするには、集中!!!!ハッキリ言ってこれしかありません!!!!

集中を高める方法について考えてみよう

集中力を高めるには、ミスした後のショットをおざなりにしてはいけません。絶対にミスを重ねないように、その次のショットを強くイメージすることです。

例えばティーショットが曲がって、林に入ったなら、3打目をどこから打てば乗せられそうか、コースをじっくり見ること。そして自分の得意クラブで、前後左右に多少ブレたとしても、グリーンに乗せられるポジションにボールを運ぶことです。

林から、ちょっと無理すれば前に出せそうでもミスすれば木にも当たるかもしれないし、距離が出ないとラフで止まっちゃいそう。横に目を向けると、フェアウェイが見えていて、30〜40ヤードくらい打てばフェアウェイに運べる。そんな時に、ミスを取り戻そうと考えて無理をしてしまうのが、素トリのスタート地点かもしれませんね。

その無理なチャレンジはカッコよくもなんともありません。カッコいいのは、冷静に一番ミスが出ないポジションに置いて、そこからボギーで納めることです。

慌てない、無理しない、集中してコースと対話する。

そうすると、景色が良く見えるようになって、コースを理解することができます。そして、正しい選択肢も浮かんでくるでしょう。さらに、ピリッと気持ちが引き締まって、いいプレーが出やすくなること間違いなしです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

名取 確

逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。

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