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ダスティン・ジョンソン監修「LA GOLF」のシャフトを打ってみた!

野村タケオのゴルフ実験室

2024/06/13 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

ダスティン・ジョンソン監修のモデルがあるんです!

今回、まず僕が打ったのはダスティン・ジョンソンのシグネチャーモデルであるDJシリーズ。これは本人が監修し、もちろん実際に自分でも使っているというシャフトです。
コスメは綺麗な半透明のブルーで、クロスに巻かれたカーボンが薄っすらと透けて見える仕上げで、とてもカッコ良いです。大きく入った「LA GOLF」のロゴもいい感じ。重量帯はちょうど60gの「55」から60g台後半~71gまでの「65」。そして70g台の「75」があります。

LA GOLF

まずはDJシリーズの55Sを打ちました。ヘッドは自分のテーラーメイドQi10LSのロフト9.5度です。シャフトのスペックは60gでトルク5.0、振動数は252でした。
まず打ってみて感じたのは、中間あたりがクーっとしなる感じ。なめらかにしなって、インパクトでしっかりと戻る感覚です。ほんの少しハリ感も感じますが、パリパリではなく、少し粘る感覚があります。スピード感はあまり感じませんね。
つかまりはまあまあで、フェードヒッターの僕だと、いい感じの捕まったフェードボールになりました。スピン量は少なめで、弾道は中高弾道って感じ。あまり高い球にはならないので、ランも含めての飛距離が出そう。

LA GOLF

次に65Sを同じヘッドに挿して打ちました。シャフト重量が67gでトルク4.0、振動数255でした。
打ってみると、やはり重さとしっかり感を感じますが、動きはこちらのほうがゆっくりで、55Sのほうが少しシャープに動く印象。僕には少し重いし、ヘッドスピードが少し落ちました。飛距離も55Sのほうが5ヤード以上飛びましたね。ヘッドスピードが45m/s以上あるひとなら扱えるんじゃないかと思いました。
重量違いを打ち比べましたが、僕には55Sがとても良かった。切り返しも気持ちよく、フィニッシュまでけっこうシャープに振り切れました。ダスティン・ジョンソン監修ということで、僕のようなアマチュアには扱えないかと思いましたが、全くそんなことはなく、スペックさえ選べば十分使えますね。これはかなり気に入りました。

LA GOLF

Aシリーズには3種類の特性が違うシャフトがあります!

次にAシリーズというシャフトを打ちました。これはスピン量と打ち出し特性の違いでHigh、Mid、Lowの3種類が用意されているのですが、僕は今回HighとLowの2種類をお借りしています。
コスメは真っ黒で少しザラッとした仕上げに、白くて大きい「LA GOLF」のロゴがプリントされています。色以外はほぼDJシリーズと同じデザインですね。

LA GOLF

まずはAシリーズ-High-50Sを打ちました。これは少しだけ手元側のしなりを感じますが、中間から先端もそんなに硬くはなさそう。少し先端側が動く感じがします。スピン量はそこまで少なくなく、弾道も高めになります。つかまりもまあまあ良いです。振っていて硬さはあまり感じませんでした。叩いていけば、その分だけ飛距離が出そうなシャフトですが、スペックを選ばないと少しだけ暴れるかもしれません。僕が打つとほぼストレートで、捕まると落ち際に少しだけ左に行くような球が出ました。

LA GOLF

次にAシリース-Low-60Sを打ちました。これはかなりしっかりしていて、切り返しでもあまりしなりを感じません。シャープさは無く、かなりまったりとした感じ。弾道は中弾道くらいで、スピン量も少なめなのでランも期待できそう。僕が打つと低めのフェードボールという感じ。ハードヒッターには左を気にせず、叩いていけるシャフトだと思います。僕がこのシャフトを使うならもう少しスペックを落とさないと使えないな~と思いました。

LA GOLF

今回は中間の性能のMidをお借りしていなかったので打てていないのですが、おそらくいい感じのスピン量で、捕まりもそこそこの球が出そうだと思います。機会があったらMidも打ってみたいですね。一番いろんなタイプの人が使いやすい性能なんじゃないかと思います。

どのシリーズも特徴がある高性能シャフトでした!

「LA GOLF」のシャフトを打ち比べましたが、個人的にはDJシリーズの55Sがとても気に入りました。スピン少なめでかなり飛びそう。振り抜きもとても気持ちいいです。なによりダスティン・ジョンソンが監修して、自身でも使っているものと同じシャフトが使えるというのも嬉しいですよね。
Aシリーズはしっかりと特性が分けられていて、ゴルファーのタイプに合ったモデルを選びやすいですね。実はAシリーズにはハイブリッド用とアイアン用も用意されていて、それぞれにHigh、Mid、Lowがありますので、統一感も出せるし、クラブによって特性を変えることもできるので、とてもよくできたシリーズなんじゃないかと思いました。

知る人ぞ知る「LA GOLF」の高性能シャフト、もし機会があればぜひ一度試打してみてください。

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。

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