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カラダの回転で打つ落とし穴。 きちんとリリースできないと狙ったところへボールを運べません。

2024/08/31 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

インパクトゾーン,ウェッジ,アプローチ

腕を積極的に振るよりも、カラダの回転で打つのが一般的といえるけど、回転の仕方をちょっと間違えたり、勘違いしている人も少なくありません。もしかして、あなたもそのせいでショットが不安定になっているかも…。一度、チェックしてもらうことをおすすめします。
写真/宮川岳也、ゴルフサプリ編集部

主体は回転でOK。でも、リリースを動作を行ってきちんとフェースをターンさせましょう

前回、一般的に「カラダの回転で打てるようになりたい!」というアマチュアが多いことから、そのためのポイントをいくつかお話ししました。今回はカラダの回転を意識することで、推奨できない動きが起こってしまうケースについてお話しします。

ご存知のように、SNSなどのレッスン動画等では「カラダの回転で打ちましょう」といったものが多々あります。私自身も腕の振りを主にしたものより、カラダの回転を主にしたほうがボールコンタクトが容易、と感じています。ただ、SNSでカラダの回転主体のスイングを勉強している人のなかには“ちょっと勘違い”している人が少なくありません。

ちょっと勘違いがなにかというと、クラブをリリースすること。アンコック、アームローテーション、フェースターン等の意識がない人がとても多いのです。

  • 宮川岳也

    フォローでフェースが閉じ、またヘッドが飛球線方向へ出ていくように意識しよう。

  • 宮川岳也

    回転ばかりで、リリースできないと、ヘッドが内側に入ってしまう。

簡単にいうとグリッププレッシャー強め、三角形キープ、手首やヒジをできるだけ曲げずにカラダを回す…こんなイメージです。

20ヤード程度のアプローチショットなら、これでもなんとかなるかもしれませんが、ノーマルなショットだとボールがうまくつかまりません。つかまらないため、カラダを左へ回す動きがどんどん大きくなって上半身が突っ込んだり、カラダの開きが早くなったりしている人がたくさんいます。

このタイプの人に先に挙げたアンコック、アームローテーション、フェースターンについて訊ねると、皆一様に「意識したことがない」「考えたことがない」と答えます。

リリース動作はプレーヤーが積極的・自発的に行うか否かは別として、ノーマルショットでは必要になります(特別なショットは除きます)。これがうまく行われないと、ほとんどの場合、フェースがターンせず、ボールがつかまりません。

カラダの回転を主にして打っているけど、ボールが右にばかり飛ぶ…。こんな悩みのある人は、リリース動作が抜け落ちているかもしれません。ゴルフスクールに入る、個人レッスンを受けるなど、一度、チェックしてもらうことをおすすめします。

宮川岳也

文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。

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