前回はシーズンインする前、3月までのクラブセッティングの考え方をお話させて頂きました。

春は短めがオススメ

今回はそれに続いて、4月~5月あたりから考えていきことにしましょう。

気候も良くなり、絶好のゴルフ日和もつづき、快適なプレーが増えることでしょう。
体が動きやすくなることは良いですよね!

ですが、冬の時期の練習不足、ラウンド不足からそこまで調子が上がってこない方も多いと思います。

そのため、ここでしっかりと打ち込むことができるかによって、夏以降の調子の上がり方が変わってきます。

ですが、クラブ的には、まだ短めがオススメです。

球筋的には、その短いクラブでも、しっかりとドローがかかってくる時期かと思いますのでやはりここでもつかまるようなクラブにすることは避けた方が良いでしょう!
逆につかまりが良くなってきたからと言って、つかまらないクラブにするのも時期尚早です!

クラブを替えなければ、スライサーの方も徐々に曲がりが少なくなってくる頃かと思いますので、攻め方を変えていってみましょう!

6、7月は夏ラフ対策を

6月、7月は雨のシーズンですから、ラウンド自体も減るかもしれませんね。ですが気温は上がってくるので体は動くようになってくると思います。
この辺りでは、夏のラフ対策で、ウェッジのバウンスを増やしておくのはありかもしれません!
また、同じ夏ラフ対策で、ショートウッドやUTを増やしてくのもありでしょう。
ただし、クラブスペックは無理に変える必要はないです。今までの流れの中での選択をしてきましょう!

8月はパターのロフトをチェック

8月ころになると、今度は夏の深いラフと遅いグリーンに悩まされ、ゴルフ場の難易度が上がっていると考えられます。

パターのロフトを増やしていくのも良いとでしょう。
遅く仕上がっているグリーンや、夏グリーンの芝目の長い高麗グリーン対策として、ロフト角で対処するのが良いと思います。

夏だからといって、シャフトを硬くするのはもちろんダメではないですが、この後、確実に寒くなっていくことを考えるとそういった対処療法はお勧めできません。

硬くするなら6月か7月くらいがギリギリだと思いますが、その時に硬くしすぎて調子が落ちてしまうなら、変えない選択肢の方が堅実だと考えています。
そうであれば、逆に、つかまりやすくなったクラブを利用して、徐々にフェード傾向に攻め方を変えていくのが良いでしょう。
スライサーの方は、いつもよりスライスしにくくなったり、逆玉の出る球筋を頭に入れてマネージメントするように心がけてください!

9月、10月にベストを狙うためには

9月くらいから徐々にゴルフ場のコンディションも良くなり、そして、いくら練習量やラウンド数の少ない人でも、ここまでそれなりに球数も打って、ゴルフをしてきていますから、調子が上向く人が多いことでしょう。
周りの方に聞くと、9月10月くらいに今年のベストを出したなんてことを耳にします。

確実にそうなるためには、クラブはどうしていったらよいか?
となりますが、ここでは何もしないのが一番です! すでにいろいろと試してきての結果が出るころですから、ここでジタバタしないのが一番です!

基本的に、クラブというのは変えれば、変えた時に慣れるまでの時間が必要となります。
安易にクラブを変更したおかげで、せっかく調子の上がってきた秋口に調子が落ちてしまうこともあると考えてください。

であれば、ここまでに(1月から)ちゃんと準備してきたもので、特徴をつかんでおいて、しっかりとコースを攻めていくのが良いと思います。
最もコースを堪能できる時期ですから、クラブを替えている暇はないですよ!

クラブを変えるなら1~3月。しかも早い時期が良いでしょうね。
しかもその時に、ピッタリくるクラブではなく、夏から秋に向けての準備をしていくのが良いでしょう。

その間は調子が上がらない?と考えるかもしれませんが、そこをマネージメントや考え方で乗り切ることができれば、上述したように秋口にシーズンベストもしくは生涯ベストが狙えると考えています!

11月、12月は”短”

11月12月は徐々に動きの悪くなる体に合わせて、クラブを短く持つ、もしくはクラブを短くしていくのが良いでしょう。

蛇足かもしれませんが唯一季節性のあるゴルフクラブのパーツはグリップです。
どうしても、その素材の影響で、冬は硬く感じ、夏は柔らかく感じます。
これがシャフトが柔らかく感じる一つの要因でもあり、シャフト自体が柔らかくなったり硬くなったりするのではなく、グリップのフィーリングが変わると考えてください。
グリップは新品ほど柔らかく感じるものが多いですから、硬く感じやすい寒い時期は頻繁に変えるのはありかもしれませんね!

こうやって1年を振り返ってみると、クラブというのは替え時が必ずあります。
そして、それに対して合わせていく時間も必要ということになります。
そのあたりを逆算していただき、どの時期に自分が変えて行ったらよいのか? をしっかりと見極めることからはじめて見ましょう~。

その一例として、今回は1年の考え方を示してみました。
ご参考になればうれしいです!

今から秋を迎えるにあたってのワンポイントアドバイスとしては、今お使いのクラブでの現時点での球筋の傾向、調子をつかんでおくことですね!
それによって、どういう時期のクラブなのかがわかると思います。
夏の終わりから秋口は、体も動き、一番クラブをコントロールしやすい時期ですから、この時期に打ちにくいクラブがあるなら、しっかりと見直しましょう。

そして、なるべく早くに変えて慣れていくことをオススメします。
もしかしたら、今年のゴルフには間に合わないかもしれませんが、今の調子からのクラブの見直しは今すぐにでも始めても良いかもしれません。

ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。