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【ボーケイ歴20年の藤田寛之が解説!】ウェッジはバウンスの「弾き」と「抜け感」が大事!

スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第7回

2024/10/20 ゴルフトゥデイ 編集部

極意2 手元を中に入れて構える

芝が薄くて地面が硬い時に有効

バウンスが跳ねる状況ではシャフトを真っすぐにしてノーコックで打つ!

基本

左手を左太モモの前に置きシャフトが傾くようにハンドファーストに構える。ボールが浮く高麗芝に合う。
左手を左太モモの前に置きシャフトが傾くようにハンドファーストに構える。ボールが浮く高麗芝に合う。

応用

手元を中に入れてシャフトをほぼ垂直にする。ベント芝やティフトン芝といった洋芝で、芝が薄い時に使う。
手元を中に入れてシャフトをほぼ垂直にする。ベント芝やティフトン芝といった洋芝で、芝が薄い時に使う。

海外の試合に出て学んだテクニック

芝が薄くて地面が硬いと、インパクトでバウンスが弾き過ぎてしまい、跳ねることがあります。とくにバックスピンをかけようとしてクラブを上から入れたり、フェースを開いてカットに打ったりすると、バウンスが跳ねやすく、大きなミスを招きます。ローバウンスのウェッジなら、このミスを最小限に抑えることができますが、応用テクニックもあります。

ポイントは、アドレスでボールを体の正面(スタンスの真ん中)に置き、シャフトがほぼ垂直になるように手元を中に入れて構えること。そして、手を使わずにノーコックでクラブを上げて、体の回転を使って左右対称に振ることです。こうするとクラブの入射角が緩やかになる上に、スイングの最下点がボールの先ではなく真下になるため、バウンスの跳ね返りが少なくなるのです。

これは、私が海外の試合に出て学んだテクニックです。日本の高麗芝はボールが浮くので、ハンドファーストにインパクトしたほうが簡単で、ミスなく打てます。しかし、芝が薄くてボールが浮かない、いわゆるペタペタの洋芝はその打ち方が通用しません。

欧米の一流プロのアプローチを見ると、シャフトを真っすぐにしている人が多く、それを参考にしました。このように芝の種類やボールのライによってアレンジを加えるのが、ワンランク上のアプローチ術です。

極意3 ノーコックで左右対称に振る

手を使わずに体の回転を使ってクラブを上げる。
手を使わずに体の回転を使ってクラブを上げる。

体を左右に揺さぶるイメージ

軸を保ちながら体を左右に揺さぶるイメージでスイングすると、ノーコックでもヘッドが効率よく動く。
軸を保ちながら体を左右に揺さぶるイメージでスイングすると、ノーコックでもヘッドが効率よく動く。

上から打つとバウンスが跳ねる

芝が薄くて地面が硬い時にクラブを上から入れると、バウンスが跳ねてしまい、ミスヒットになりやすい。
芝が薄くて地面が硬い時にクラブを上から入れると、バウンスが跳ねてしまい、ミスヒットになりやすい。

入射角を緩やかにする

ノーコックで左右対称に振ると、クラブの入射角が緩やかになり、最下点がボールの真下になる。結果、バウンスの跳ね返りが少なくなる。
ノーコックで左右対称に振ると、クラブの入射角が緩やかになり、最下点がボールの真下になる。結果、バウンスの跳ね返りが少なくなる。




藤田寛之

藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城ゴルフ倶楽部)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。2012年は年間4勝を挙げ、43歳にして初の賞金王に輝いた。23年は日本シニアオープン優勝。リカバリー率1位を4回も獲得している「寄せの達人」。

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