ロングヒッターになれる“右足の蹴り”の使い方がある! ポイントは右ヒザを送る方向にあり
ベン・ホーガンを先生に!森プロが解説する『アイアンが際立つ!強い自分流の作り方』【第7回】
小柄ながらトレーニングを積み重ね、ロングヒッターとして鳴らしたグランドスラマー、ゲーリー・プレーヤー。ホーガン流スイングへの憧れが、“右足の蹴り”動作を進化させていた。
GOLF TODAY本誌 No.629/76~79ページより
イラスト/久我修一 取材協力/東京ゴルフスタジオ
取材・構成・文/戸川 景 撮影/圓岡紀夫
出力準備を単純化する右ヒザのフォワードプレス
右ヒザのプレスで弾みをつける
▲左手甲の向きは変えずに押し込む
フォワードプレスの段階で、コッキングの動きを入れると左ワキが緩み、フェースが開きやすくなる。左手甲の向きは変えず、腕とクラブを一体にして押し込むのが正解。
右足を生かすと出力アップが期待できる
「私の師匠の陳清波はシニアになってもロングヒッターでしたが、その秘訣はフットワークにある、と考えていました。運動連鎖で効率よく出力するには下半身、特に右足の使い方がポイントです」と森プロ。実際、陳清波の右足は左足よりも太かったという。
「ホーガン流のスイングを学んだ名手で、右足の使い方が抜群に上手いのは、グランドスラマーのゲーリー・プレーヤーです。いわゆる〝右足の蹴り〟で効率よく出力アップを実現していますが、独自のアレンジとして、右ヒザのフォワードプレスがあります。
この、右ヒザを戻す反動で右脚が締まるトップにスムーズに至り、切り返し以降で右ヒザが前方に外れたり、右腰が落ちたりするような悪い動きになりません。右足を内側に踏み込み、右ヒザを左ヒザ方向に押し込むことで、リピータブルな運動連鎖によるボディターンが促されています」
運動連鎖が整えば指は緩めても打てる
空回りにならない“右足の蹴り方”とは?
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