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バウンスを地面に叩きつけるように! それが『コントロールされたフェードボール』を打つコツ

ベン・ホーガンを先生に!森プロが解説する『アイアンが際立つ!強い自分流の作り方』【第8回】

2024/12/04 ゴルフトゥデイ 編集部

インパクトでは右腕が3本欲しい、と『モダン・ゴルフ』で述べていたホーガン。「スイングスルーと打撃感覚のバランスを取るには、ヘッドを動かすイメージを整えるのも一手」と森プロ。コントロールの効いた叩き方を考えてみよう。

GOLF TODAY本誌 No.630/59~63ページより
イラスト/久我修一 取材協力/東京ゴルフスタジオ
取材・構成・文/戸川 景 撮影/圓岡紀夫

バウンスを叩きつけてパワーフェードを実現

ヘッドは最短で動かす意識でも円軌道に

「ツルハシでも餅つきの杵でも、腕と竿部分の半径がしっかりしていれば、直線的に叩きつけに行く意識でも、ヘッド部分はきれいな円軌道を描きます。クラブなら、適正な入射角でボールをとらえます」
「ツルハシでも餅つきの杵でも、腕と竿部分の半径がしっかりしていれば、直線的に叩きつけに行く意識でも、ヘッド部分はきれいな円軌道を描きます。クラブなら、適正な入射角でボールをとらえます」

ヘッドの動きにカラダがついていく

「ソールを一点めがけて振り下ろす、といった意識でも、カラダは自ずと理にかなった動きになりやすいもの。青木功もインパクトのヘッドの動きに集中することで十分なパワーと操作性を得ています」
「ソールを一点めがけて振り下ろす、といった意識でも、カラダは自ずと理にかなった動きになりやすいもの。青木功もインパクトのヘッドの動きに集中することで十分なパワーと操作性を得ています」

スライスしないフェード打法をバンカーで開眼

日本のレジェンド、青木功もプロ入り初期はホーガン同様、フックのミスでタイトルを逃すことが多かった。そこでフェードをマスターするが、そこでホーガンとの大きな違いは、バンカーショットにヒントを見出したことだった、と森プロ。

「フッカーがフェード打ちを覚えようとすると、こすり球のスライスになり、コントロールも効かず、飛ばなくなりがちです。青木功プロの場合も同様に悩んだようですが、ある時、バンカーショットのように打てばいい、と閃いたそうです」

ボールの真下にソール=バウンスを叩きつけるイメージはヘッド軌道、フェースの挙動を安定させ、力強いフェードを生み出した。

「バンカーショットのヘッドの動きをイメージすることで、スタンスは狭くなり、ヘッド軌道はわずかにスティープに。フェースターンも抑えられ、理想的なインパクトを得られました」

米ツアーでサンドセーブ率1位となったこともある青木功。バウンスの跳ねさせ方でフェース向き、弾道をコントロールしている。
米ツアーでサンドセーブ率1位となったこともある青木功。バウンスの跳ねさせ方でフェース向き、弾道をコントロールしている。

ヒール後方から砂面を叩く

「刃からではなく、バウンスの後方、ややヒール寄りからヘッドを入れるようにすると、バウンスの抵抗感がフェースターンを緩やかにします。わずかにフェースが立ち、タテスピンの利いた弾道が打てるのです。青木はこ
「刃からではなく、バウンスの後方、ややヒール寄りからヘッドを入れるようにすると、バウンスの抵抗感がフェースターンを緩やかにします。わずかにフェースが立ち、タテスピンの利いた弾道が打てるのです。青木はこれをフェード打ちに応用したわけです」

フェースターンを抑える“ヘッドの抜き方”とは?

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