アプローチイップスにならない打ち方見つけた！ フットワークを使えば小さな動きでも長いアプローチが打てる【中井学のアプローチ】
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肩、手首、脚。アプローチでそれぞれをどう使っているかを解き明かすシリーズ。最後に考察するのは脚＝フットワーク。アプローチイップスの人は必読の中井学流・アプローチ術。
写真／圓岡紀夫 協力／千葉セントラルゴルフクラブ
下半身を使ってアプローチする人はイップスになりづらい
繰り返し述べているように、一つの部分だけを使ってアプローチをしている人はいません。誰もが3つをコラボさせていますが、人によってメインで使う部分が違うということです。
アプローチイップスになった人は脚を使うとイップスが治ります。言いかえれば、フットワークをメインにアプローチする人はイップスになりづらい。それくらい安定して浮き沈みが少ないのが一番のメリット。アマチュアゴルファーのアプローチが不安定なのはフットワークを使えていないからと言ってもいいくらいです。
「フットワークを使う」という意味がよくわからない人は、ドライバーと同じ幅広スタンスでアプローチしてみましょう。ボールの位置は真ん中かやや左。少しハンドファーストに構えてもOKです。
構えたら体重移動だけで打ちます。バックスイングで右に体重を移し、ダウンスイング以降は左に体重を移しながらボールを打つ。バックスイングで右、インパクトに向かっては左にスエーしてください。使うのは左右に体を揺さぶるアクションだけ。ヘッドを低く動かすイメージをもつと上手く打てます。
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これがアプローチでフットワークを使うということですが、やっていることはショットと同じで、プロはアプローチでもフットワークを使っています。逆に言うとアマチュアの方は脚を固定しすぎています。手は使わずフットワークを使うとクラブヘッドが低く動くのでウェッジが仕事をしてくれる。結果、安定したアプローチが打てるのですが、アマチュアの方はフットワークを使わず、ショルダーワーク、もしくはリストワークに重きを置きすぎた方法をとっているのです。
幅広スタンスでフットワークを使う感じがわかったら、徐々にスタンス幅を狭めていきましょう。これで幅広スタンス同じようにフットワークを使って打てると、コンパクトに振っても距離が出ます。小さな動きで長い距離にも対応でき、しかも安定している。脚は止めずフットワークを使った方が、やさしく寄せられることに気づくはずです。
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レッスン：中井学
なかい・がく／1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。
