「高さで止めるアプローチ」は打ち方よりも構え方が重要! 球が上がる条件をアドレスで整える
スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第9回
グリーン周りは低い球でランを使って寄せるのが藤田流アプローチの原則だが、状況によって「高い球」が必要になることがある。この打ち方をマスターしよう。
GOLF TODAY本誌 No.631/112~115ページより
取材・構成・文/小山俊正 撮影/相田克己 取材協力/葛城ゴルフ倶楽部
「高い球」でピンに寄せる
極意1 ボールを中心に開いて構える
ハンドレイトに構えるのが応用テクニック
バンカー越えでピンが手前、といった「高い球」が必要な場面では、私は打ち方よりも構え方を重視し、「球が高く上がる条件」をアドレスで整えます。そうすればスイングを大きく変えることなく、シンプルに打てるからです。
まずスクエアに構えたら、球の高さをイメージしてウェッジのフェースを開きます(下写真1)。ただ、このままでは右に飛んでしまうので、フェースが目標方向を向くように、ボールを中心に反時計回りに回転。大きく振る時ほどスタンス幅を広めにします(2)。
これにより、体とボールの距離がつねに一定になり、正しいオープンスタンスになります。慣れてきたらこの手順は省いてかまいませんが、これが基本の構え方です。より高く上げる時は、フェースをさらに開く、ボール位置を左にする、ハンドレイトに構える、といった条件を加えましょう。
球をより高く上げる
フェースとスタンスの関係
高く上がらない原因
ハンドレイトに構える
極意2 怖がらずに高く大きく振り抜く
ドーンと高い球を打つポイントも!
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