前回は合うクラブを見つける判断材料として1球目の大切さについてお話させて頂きました。

そして、次に気を付けてほしいのが、クラブを持ち替えた時の変化、ある特定のクラブを練習した後の次のクラブの1球目です。

練習で1本のクラブをある程度球数を打たれるということもあると思います。
その際に、次に持ったクラブでどのような結果が出るのかというのは、非常に重要な要素になります。
それが、この連載で当方が何度か申し上げている「クラブのつながり」の確認なるからです。

これがゴルフ場でも、同じようなことが起ると考えてほしいのです

ゴルフ場では同じ状況で2回打つことはほとんどありません。ですから次のクラブを持つときは前のショットに影響されている、と考えて臨んでほしいです。

例えば、ドライバー打って、セカンドショットを打つという状況はこの持ち替えのお話に近いと考えてほしいです。

打球の傾向からクラブを判断

では、どんな結果が出たらよくて、どんな結果が出たらどういう症状なのか? を書いていきましょう。

例えば、ドライバーを練習して、そこそこ調子も上がって、クラブを持ち替えたとしましょう。
その際に、8番アイアンを打つと仮定します。その8番アイアンの結果が、例えば、良い当たりが出たとすると、まずは、そこで合格点です。

次に、そのショットの方向性がどうだったのか?を確認しましょう。

その前に打ったドライバーの当たりがまずまず良くて、真っすぐに行った結果だったとすると、その次打の8番アイアンの1球目の結果の差は、まさに、ドライバーと8番アイアンの振り感の差だということになります。

ドライバーが真っすぐ行ったのに、8番アイアンを打ったら、良い当たりだとしても左に行ってしまった! ということが、練習場だけではなく、コースで出てしまったら、スコアメイクは難しくなりますよね?

例えば、その方向のミスが、当たりが良いのに出てしまったということであれば、シャフトのタイミングや重さなどはちょうどよいと考えらますが、主な理由はライ角がアップライトすぎるということが考えられますので、ショップなどで確認することをオススメします。

次に、当たり自体も悪い、ミスショットが出てしまった時の判別方法です。
ミスの内容によって、考えられることが変わってきます。

① ドライバーの後の8番アイアンのショットがダフった。
この場合は、8番アイアンが重い(シャフト、総重量、スイングウエイトなど)、もしくは、シャフトが柔らかすぎるなどが考えられます。
② 8番アイアンのショットが薄い当たりだった。
この場合は、8番アイアンが軽いか、もしくはシャフトを硬く感じたということになります。

これらは、ドライバーとアイアンだけではなく、8番アイアンを打ったあとに、他の番手を打っても、確認してください。

この際に、必ず、1球ずつのテストにしてください。

そうすることによって、どの番手が良いのか?どの番手が打ちにくいのか?その結果によって、重さや、ライ角などのチェックをしてみましょう。

前述のテストをする際に、どのクラブを基準にしていったらよいのか? ということが疑問に浮かぶと思います。
例えば、ドライバーを打った後に、他のクラブを打っていくと、合わないということが起る人が多いです。

それは、たいていの場合、ドライバーを軽く長くされているからです。
そうすると、アイアンや他のクラブとの重量差や、シャフトの硬さ、長さに差が大きく、他のクラブを持った瞬間に違和感になることが起きてしまいます。
たいていの場合、アイアンが重く感じる、シャフトが硬く感じる、などの症状が出て、前述のミスショット(重いとダフって、硬いと薄く当たる)が出やすいです。

そこで、やはり、基準にしてくクラブは、ドライバーではなく、他の短いクラブが良いでしょう。
理想を申しあげれば、パターやウェッジです。

ですが、なかなかパターを練習場で打つのは難しいでしょうから、ウェッジ、もしくは一番コースで使用頻度が高い、アイアンにしていくのが良いでしょう。

提案としては、前述しましたように8番アイアンくらいを基準に考えて行くのはいかがでしょうか?

では、上記のテストのように、逆に8番アイアンを打った後に、ドライバーを打った場合のミスの傾向と確認事項を述べてみましょう。

① 8番アイアンを打った後に、ドライバーを打ったら右に行ってしまった
② 8番アイアンを打った後に、ドライバーを打ったらダフった。
これらは、共通の項目の確認が必要になります。
たいていの場合、これらは振り遅れによる症状ですので、ドライバーがコントロールできる長さより長すぎる、重すぎる、シャフトが柔らかすぎるなどで起こります。

こうして確認していった結果、どのクラブが自分にとって、一番のウイークポイントなのか? を知って、それをフィッティングに出かけてみましょう!
ですが、フィッティングに行く際にも、同様の確認は必要ですから、ご自身の基準となるクラブは必ずお持ちください!



ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。