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そのニュークラブ、ラウンドを通して「使えるクラブ」ですか?【セルフフィッティングの仕方Part2】

【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2024/12/28 ゴルフサプリ編集部

前述のテストをする際に、どのクラブを基準にしていったらよいのか? ということが疑問に浮かぶと思います。
例えば、ドライバーを打った後に、他のクラブを打っていくと、合わないということが起る人が多いです。

それは、たいていの場合、ドライバーを軽く長くされているからです。
そうすると、アイアンや他のクラブとの重量差や、シャフトの硬さ、長さに差が大きく、他のクラブを持った瞬間に違和感になることが起きてしまいます。
たいていの場合、アイアンが重く感じる、シャフトが硬く感じる、などの症状が出て、前述のミスショット(重いとダフって、硬いと薄く当たる)が出やすいです。

そこで、やはり、基準にしてくクラブは、ドライバーではなく、他の短いクラブが良いでしょう。
理想を申しあげれば、パターやウェッジです。

ですが、なかなかパターを練習場で打つのは難しいでしょうから、ウェッジ、もしくは一番コースで使用頻度が高い、アイアンにしていくのが良いでしょう。

提案としては、前述しましたように8番アイアンくらいを基準に考えて行くのはいかがでしょうか?

では、上記のテストのように、逆に8番アイアンを打った後に、ドライバーを打った場合のミスの傾向と確認事項を述べてみましょう。

① 8番アイアンを打った後に、ドライバーを打ったら右に行ってしまった
② 8番アイアンを打った後に、ドライバーを打ったらダフった。
これらは、共通の項目の確認が必要になります。
たいていの場合、これらは振り遅れによる症状ですので、ドライバーがコントロールできる長さより長すぎる、重すぎる、シャフトが柔らかすぎるなどで起こります。

こうして確認していった結果、どのクラブが自分にとって、一番のウイークポイントなのか? を知って、それをフィッティングに出かけてみましょう!
ですが、フィッティングに行く際にも、同様の確認は必要ですから、ご自身の基準となるクラブは必ずお持ちください!



ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。

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