スピンをかけなければいけない場面で藤田寛之は? 『ウェッジのフェースをほんの少し開いた上で鋭角に入れる!』
スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第10回
極意2 アウトサイド・インに振る
「だるま落とし」のイメージ
ハンドファーストの形をキープしたままボールを低く強く打ち出す!




トゥ側から上げる

極意3 ボールを低く強く打ち出す
フェースを開けばクラブが刺さらない
ヘッドを上から入れて鋭角な入射角を作ると、ウェッジの刃(リーディングエッジ)が地面に刺さったり突っかかったりします。アドレスでフェースを開くのはこれを防ぐためで、少し開くことでバウンスが使いやすくなり、上から入れても刺さらずに滑ってくれます。
そしてオープンスタンスに構えたら、スタンスなりにスイングしましょう。目標に対してアウトサイド・インに振ることが大切で、テークバックはフェースのトゥ側から上げて、ダウンスイングはヒール側から振り下ろす。クラブをインサイドに引いてしまう人でも、このイメージを持てばクラブがアウトサイドに上がり、鋭角な入射角を作りやすくなります。
一番重要なのは、ヘッドを上から入れてハンドファーストにボールをとらえることです。ダウンスイングで手元を先行させたら、ハンドファーストの形をキープしたままボールを低く強く打ち出します。私は「だるま落とし」のイメージでヘッドを走らせていきます。
つまり、ロフト角の大きいウェッジ+フェースを開く、というボールが高く上がる条件の中で、上から押さえ込んで低く強く打ち出すことがとても大事。難易度はかなり高いですが、グリーン周りの大きな武器になるので地道に練習してマスターしましょう。


藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城ゴルフ倶楽部)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。2012年は年間4勝を挙げ、43歳にして初の賞金王に輝いた。23年は日本シニアオープン優勝。リカバリー率1位を4回も獲得している「寄せの達人」。

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写真/相田克己 協力/こだまゴルフクラブ

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