松山英樹のセンターシャフト “ブラックキャメロン” 限定で発売されたら価格高騰待ったなし!
CAMERONパターを中古クラブ専門家が紐解く VOl.8
中古ゴルフクラブ業界に携わっって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、ザ・セントリーで開幕Vを飾った松山英樹選手が使用していたブラックのキャメロン・パターについてお話します。
(写真は2025年ザ・セントリー 撮影/Getty Images)
松山選手のブラックヘッド、ネックはショートスラントを真っすぐにして溶接?
松山英樹選手がザ・セントリーで使用したことで注目を浴びているブラックヘッドのキャメロンですが、残念ながら市販品ではあのようなモデルはなく、プロトタイプです。キャメロン氏は「009M(マスタフル)ツアープロトタイプ」と呼んでいます。
バックフェースのデザインを見るとアンサーX(写真左)に似ていますよね。松山選手が使用したセンターシャフトモデルは、アンサーX形状のヘッドにショートスラントネックのようなネック(写真右)を溶接しています。これはテークバックのストロークがスムーズにできるように、という工夫だと予想します。
松山英樹が使うセンターシャフトの黒いパターが気になる! 買える? 売ってる?
大会記録で米ツアー開幕戦を制した松山英樹。練習日から手にしていた黒いセンターシャフトのパターが注目されている。(写真...
松山選手が長年使用していたワンドットのスコッティ・キャメロン ニューポート2 GSSは形状が少し角ばっています。それに比べ丸みのあるアンサー形状は、ストロークを重視しているのでしょうか。
バックフェースの盛り上がりは、ピンのアンサー平底タイプに似ています。トレリウムシリーズでも再現されていたスコッティ・キャメロン氏のお得意の形状です。
今回、松山選手が使用したセンター・シャフトモデルはプロトタイプなので、同じ形状のスペアヘッドが中古市場に流通する可能性はかなり低いです。タイガー・ウッズが使用していたワンドットモデルは、スペアが流通していましたが、かなりの高値で取引されていました。
仮にブラックLTDモデルとして販売された場合は、中古市場で39万8000円〜(想定)で取引されているB3ブラックよりは高値になると予想されます。
それでは、あなたのゴルフライフに!
Good luck!
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中山功一(ナカヤマコウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。