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【ピン G440ドライバー】“ブレないドライバー”のピンが「飛び重心」で飛距離の新境地を開拓!

2025年2月6日発売!! ピン「G440」シリーズを石井良介が試打レポート【PR】

2025/01/17 ゴルフサプリ編集部

深低重心と高慣性モーメントで「ブレないドライバー」を追求、今やその代名詞的存在となったピンのドライバーG430。その登場から2年以上を経て生まれたのが新作のG440だ。ブレないドライバーの立ち位置はそのままに、飛距離性能要素を追加したという「飛び重心」設計で、ピン史上最大の低重心化に成功。理想の重心位置へ近づけたことで前作をゆうに超える圧倒的な飛距離性能を身にまとったという。そんな注目のG440ドライバーのうちMAX、LST、SFTの3モデルを試打職人・石井良介が試打。飛距離の新境地を体感する。

曲がらないピンから『曲がらずに飛ぶピン』へ

ピンのドライバー史上、最もブレないモデルと言われるG430 MAX 10K。この開発から次のステージに移行して生まれたのがG440。G430 MAX 10Kは今後もラインナップにとどまるが、それ以外はG440にモデルチェンジ。ということで、石井にはおもに、いまだに人気の高いG430と比べてどこが変わったのか? を中心にG440を評価してもらった。

G440,石井良介,ドライバー

「G430の完成度が相当高いので、約2年ぶりの新作G440がどうなるのか楽しみにしていました。G430に泣きどころがあるとすればボール初速。曲がらないけれど飛距離に物足りなさを感じていたユーザーが一定数いたので、そこにどうアプローチしてくるのか注目でしたが……やってくれましたね。G440は飛びます。とはいっても今までのピンの良さは消えていない。

開発の順序はメーカーの色が出る部分。初速を出してから曲がらないようにチューンするメーカーもあれば、曲がらないよう鉄壁のディフェンスを敷いてから飛ばしにかかるところもあります。ピンは前作を超えた性能でなければ新作を出さないポリシー。良いテクノロジー部分は残し、残した部分がマイナスにならなければ次のテクノロジーを追加して、さらにクラブ全体でパフォーマンスを上げるという考えです。曲がらないG430ができたのでG440で飛ばしにかかった。ピンを使うプロの多くは“球が捻れない”という言い方でドライバーを評します。重心が浅いクラブに比べるとピンは捻じれないと言うのです。それをずっと守ってきたピンが満を持して飛ばしに取り組んできました」

新構造の採用で大幅な軽量化を実現し、理想の「重心ライン」へ

G440

飛距離性能向上のために深“低”重心化を図ったG440。ピンは物体の中心から後方に向かって伸びる一本の線を理想の「重心ライン」と呼んでいる。クラブの重心がこのライン上に位置し、その延長線上でインパクトするとギア効果は発生せず、ボールへ最大限のエネルギーが効率よく伝達する。G440では重心位置を低くし、重心を「重心ライン」に近づけることができたことで『飛び重心』を実現した。

低重心化を実現した新テクノロジー(1)

G440ドライバー
G430ではLSTのみだったカーボンクラウンだが、G440ではMAXとSFTにも採用。G430ではクラウン部分にブリッジがあったが、G440ではそれを排除。クラウンをカーボンパーツで覆うことで約34%もの軽量化を実現している。※前作比/PING調べ

低重心化を実現した新テクノロジー(2)

G440ドライバー
新しいホーゼル構造を取り入れることで軽量化を追求。また、それによってフェースとネック部分に“隙間”が生まれたことで、フェースのヒール寄りの反発力の低下を防ぐことにもつながり、ミスヒットに強い。※前作比/PING調べ

低重心化を実現した新テクノロジー(3)

G440ドライバー
フェース中央部を約4%、周辺部を約7%薄くすることで“たわみ性能”を高めるとともにフェース重量を約7%削減している。※前作比/PING調べ

G430 MAXに比べてスピン量が減り、前に行く強い球が出るG440 MAX

G440MAX

「まずはG440 MAXですが、G430 MAXと比べるとクラウン部分にあった突起(タービュレーター)が少しだけサイズダウンしています。そして、ヘッド形状は後ろが長くペタッとして、前作以上に重心が下がったのが感じとれます。ヘッドに固まり感のあるG430 MAX、ペタッと押しつぶした感じのG440 MAXといったところです。また、G430 MAXではフェース面がやや閉じて見えましたが、G440 MAXはカーボンの部分が丸くなっているせいか閉じて見えない。そのぶんフェースの向きが合わせやすいですね」

G440MAX

ゴルファーの好みが反映されるヘッドの投影面積と形状はフィッティングの重要な要素。G440 MAXは460㏄で、G430 MAXと同じだが、投影面積はコンパクトになった。とはいえ慣性モーメント(以下MOI)は、高水準をキープしているという。飛び重心ながらもGシリーズの真骨頂の深低重心がしっかり生かされているということか。

G440,MAX,ドライバー

「打ってみると打音はG430 MAXよりいい。とはいえ音質はピンらしい音です。G430 MAXはフェースの薄さを感じる音でしたが、G440 MAXはやや締まった音になっています。打感は硬すぎず丁度いい心もち。感覚と起こっていることがちょっと違うのは、おそらくフェースの薄さがたわみを生んで、そこにボールが乗っているんでしょう。とにかく締まった打感で球持ちがよく、ちょっと弾く感じがあったG430 MAXより上質になりました。飛距離も確実に伸びていて、G430 MAXと比べてスピン量が減って前に行く球が出ます。
G430 MAXで球が上がりすぎる傾向だった人はかなり飛距離が伸びそうです。ヘッドはちょっと小ぶりになっていますが、相変わらず曲がりませんね。小ぶりになったぶん操作性も出てきて、そこがG430 MAX 10Kとの違いになりそうです。安定性はそのままに飛距離アップが図られた手に取りやすいモデルがG440 MAXです」

G440MAX

打音と打感については、ヘッド内部のサウンドリブを改良。前作よりも長く、高いサウンドリブを広範囲で搭載した。カーボンクラウンとフリーホーゼルデザインによりヘッド内部の振動箇所が変わったが、最も振動する部分にリブを搭載した結果、前作よりも音が短く低くなった。石井の言う「締まった音」の正体はこれ。また、丸みを帯びたクラウン形状とフラットなソール設計のも打音が良くなった要因。内部で発生する振動の抑制が打音の向上につながった。

【詳細はピン公式ホームページへ】

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