リカバリー率9割超の粘りのゴルフ
エチャバリアは3日間を66-67-66の安定したスコアで回り、パーオンできなかったホールをパー以下のスコアで回る「リカバリー率」(Scrambling)は12/13の92.31%で全体の2位と粘りのゴルフをしています。
名前にピンとこなくても、「去年のZOZOチャンピオンシップの優勝者」といえば思い出すのではないでしょうか。
「ZOZOチャンピオンシップ」での不思議なジンクス
昨年まで6回開催された日本で唯一のPGAツアー「ZOZO」は、勝つといいことがある大会、という不思議なジンクスがあったように思います。
初代王者のタイガー・ウッズと2021年の松山英樹は、その年のマスターズを制しました。
この間の2020年はコロナ禍で海外渡航が大幅に制限されたことからカリフォルニアで開催されました。
2022~23シーズンまでのPGAツアーは、秋に開幕して翌年の「ツアー選手権」で終わるスケジュールだったため「ZOZO」は序盤の大会でしたが、ここで勝ったパトリック・カントレーはこの後も3勝を挙げて年間王者になるというキャリア最高のシーズンにしました。
2022年のキーガン・ブラッドリーは4年ぶりの勝利でした。
2011年にルーキーでメジャーの「全米プロ」に勝つも、2019〜20シーズンはランキング99位まで降下しましたが、ZOZO優勝で復活の感。このシーズンは自己最高(2017~18)の8位に迫るランキング9位でシーズンを終え、翌年もランキング上位30人だけが出られる最終戦まで進出しています。
勝つといいことがある
一昨年のコリン・モリカワも2年間ぶりの優勝で世界ランキングを20位から13位に上げると、その後も優勝こそないものの、世界ランキングは自己最高の2位に迫る4位まで上げてきています。
昨シーズン最終戦の「ツアー選手権」は2位と、年間王者に迫りました。
ちなみに「ツアー選手権」は前戦までのポイントランキングでスタート時点のアンダー数が決まり、これを加味したスコアで最終順位を決めます。この結果として30アンダーのスコッティ・シェフラーに4打及びませんでした。
ただし72ホールで実際に打ったスコアはモリカワが262で年間王者のシェフラーの264を上回っており、世界ランキングのポイント加算では1位扱いになっています
エチャバリアは「ZOZO」が2勝目ですが、初勝利は「アーノルド・パーマー招待」と同じ週に開催された「プエルトリコオープン」だったので、勝者に500ポイントが与えられるレギュラーイベントは初の優勝でした。
新装「ベイカレント・クラシック」への追い風に
これはもう、なぜ?と聞かれても理由の説明のしようがないことですが、過去の結果を見ると「ZOZO」で優勝するといいことがある、という現象が続いているように思います。
今年から大会名(ベイカレント・クラシック)もコース(横浜カントリークラブ)も変って装いも新たとなる大会に向けて、PGAツアーの選手たちがそう思ってくれるように、エチャバリアも大躍進してほしいですね。
(文/森伊知郎)




