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ファアウェイウッドとユーティリティ、選び方にはコツがある。基準となるのは「自分が最も打ちやすい番手」

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第52回

2025/01/23 ゴルフサプリ編集部

クラブセッティングの中で、FW&UT選びは悩みどころ。いっそのこと同じモデルでそろえちゃったほうが楽だし並びもいい、となりがちだが、そうは問屋が卸さないようだ。カリスマフィッターの鹿又さんは、FWとUTを選ぶときの拠りどころとなるアドバイスをくれた。

ティショットで使う? 地べたからのショットで使う?

前回お話ししたように、FWやUTは「打ちたい距離」だけではなくて「打ちたい弾道」と「使うシチュエーション」に適したクラブを選ぶことが、スゴく必要になってきます。
UTを選ぶにしても、パー3ホールのティショットで使うのか、グリーンを狙うセカンドショットで使うのかによって、求める弾道が変わってくるでしょう。ティショットだけで使うのだったら、ボールをティアップして打てるのですから、球が上がりすぎないモデルのほうが良くなるだろうし。そうではなく、地べたからのセカンドショットで使うのだったら、球が打ち出しから高くなったほうがやさしくなります。
というように、ちょっと難しいかもしれませんが、この3つを条件にして探してもらいたいです。

「番手」で選ぶと結果がちぐはぐ”になりやすい!? FWとUTが武器になる選び方3つの条件

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同じモデルでそろえればいい、というわけではない。選び方にはコツがある

やってはいけないのは、同じモデルのFWやUTをまとめて買うことです。FWやUTを同じブランドや同じモデルでそろえてはいけない、ということではありません。「3Wが打ちやすかったから、5Wと7Wも同じモデルでいいだろう」と、打ちやすさや飛距離、上がりやすさなどを確認せずに購入するのをやめましょう、ということです。

ツアープロのセッティングでも、FWやUTのブランドやモデルがバラバラ、というケースがありますよね。選び方のコツがあるのです。FWでもUTでも、自分が一番使いやすいロフトのクラブを買って、その弾道、飛距離、使いやすさを見てから「それよりも、このくらい飛ぶクラブがほしい」「それよりも、このくらい飛ばないクラブがほしい」という手順でそろえていくことをオススメします。
自分にとって使いやすいロフトのFWやUTが基準であり、軸になるということ。たとえば、FWだったら5Wや7W、UTだったらロフト24度前後のクラブは球が上がりやすいし、ある程度は確率よく打てると思います。そのクラブを基準にして、そこから“上”と“下”を広げていく、というプロセスが好ましいですね。

自分が打ちやすいクラブを基準にして、飛距離をプラスマイナスする

そういうときこそ、練習場などに導入されている弾道計測器を活用してはどうでしょうか。
自分が最も使いやすいFWやUTを打って、弾道データをチェックします。そうしたら、そのデータよりも「キャリーがあと10ヤード伸びるクラブを探そう」とか「もう10ヤード飛ばないクラブを見つけよう」と絞り込んでいけば、コース攻略に役立つクラブになるのではないでしょうか。
一つの考え方として、ブランドやモデルが同じほうが大きな間違いは起こりにくいという前提に立って、そこから「もっとこういうクラブがほしい」と考えて“上”や“下”のクラブを探してもいいと思いますよ。

鹿又芳典
かのまた・よしのり 1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。

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