「番手」で選ぶと結果がちぐはぐ”になりやすい!? FWとUTが武器になる選び方3つの条件
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第51回
クラブを選ぶときに“正解”がなかなか見つからないのが、FWとUTのカテゴリーだ。ドライバーと同じブランドでそろえればいいの? どの番手を選べばいいの? カリスマフィッターの鹿又さんが、FW・UTというクラブの特異性や選び方のポイントを、2回にわたって述べる。
ロフトによって打ちやすさが変わるフェアウェイウッド・ユーティリティ
フェアウェイウッド(以下FW)とユーティリティ(以下UT)の選び方について、基本的には、ドライバーと同一ブランドのクラブは同一ターゲットを狙って作られているので、大きな“イメージ違い”は起こりにくいです。あくまでもベースの話としては。
ただ、FWとUTにはロフト(番手)がいろいろあります。たとえば、ハイロフトになれば、球をつかまえて上げることがやりやすいでしょう。また、長さが短くなれば、ミートしやすくもなります。
とすると「難しい」と言われてるモデルを使っても打ててしまう、ということもある。むしろ、そういうクラブのほうが使いやすくなる人がいっぱいいるのも事実です。
番手とスペックに“基準”がないことに要注意
もう一つの背景として、FW・UTの番手とロフトと長さって、モデルによって違うもの。だからこそ、ちゃんと選ばないと「あるメーカーのU3と、またあるメーカーのU4が同じロフトだった」っていうこともあり得ます。そこに「基準はありませんよ」ということを認識してほしいですね。
そういう中でFWやUTを選ぶときの注意点として、ボクは常々言っていることですが「番手では選ばない」ということ。番手はあくまでも“目安の数字”であって、そこに捉われると大事なことが抜け落ちてしまうかもしれません。
FW・UTを選ぶときのポイントは3つある
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