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かかと体重になりやすい人は意識してみて! シューズの中で“足の指を握る”メリットとは?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/02/10 ゴルフサプリ編集部

みなさんは、スイング中に足の指を握るという表現を聞いたことや、実際に足の指を握っていますか? 私はあまり意識したことはありませんが、足の指を握るメリットとデメリットを説明させていただきます。私がスイングカタリストを使ってレッスンを受けた体験も説明させていただきます。

シューズの中で「足の指を握る=地面をつかむ」

先日90切りを目指すゴルフ友達とラウンドしている時にこんな話になりました。「この前ワンポイントレッスンを受けた時に、レッスンプロからスイング中に足の指を握っているかと聞かれた。なんとなく握っているような気もするけど、よくわからないと答えた。時間がなくてあまり聞けなかったけど、地面をつかむという意味だと思う。シューズの中で足の指は握っている?」と聞かれました。

私は「特に足の指を握る意識を持ったことはないかな。足の指で地面をつかんだ方が、スイング中の軸ブレが防げたり、フィニッシュがよろめいたりしなくなるメリットがあるとよく言われている」と答えました。さらに、「私も長い間レッスンを受けているけど、あまり言われたことはないかな。近いうちにレッスンを受ける予定があるから、レッスンプロに聞いてみるよ」と答えました。

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後日レッスンプロに聞いてみました。アドレス時に足の指を握ることで、重心が土踏まずから母指球あたりにのりやすくなるとのことです。アドレス時にかかと体重になりやすい方は意識してみると、重心位置が母指球に近くなるとのことです。

ただ、あまり足の指を握ることを意識しすぎると、母指球ではなくツマ先体重になったり、足の指を握る意識が強すぎると力んで重心移動ができずに逆にバランスが悪くなってしまうこともあるので注意が必要とのことです。アドレス時に母指球あたりに重心がかかっていればあまり気にする必要はないとのことでした。

みなさんは、スイングカタリストというゴルフスイング計測器を知っていますか?スイング中の左右の足裏の圧力のかかり具合だけでなく、横方向へ移動する力、回転力、地面反力がどのように変化するかを可視化できる計測器です。どこにでもある計測器ではありませんが、私は過去に1回だけスイングカタリストを使ったレッスンを受けたことがあります。確かにアドレス時の重心位置やバランスについては問題ないと言われた記憶があります。ですので、過去のレッスンでもあまり足指を握ってください、とは言われなかったのだと思います。

https://www.swingcatalyst.jp/
https://www.swingcatalyst.jp/

スイングカタリストによる計測でわかるのは、プロとアマチュアはスイング中の体重移動が全然違うことです。ほとんどのアマチュアゴルファーはトップで右足に体重を乗せようとする時に、右足のつま先に圧力がかかってしまいます。

一方、プロはトップで右足のかかとに圧力がかかるのが一般的です。切り返しで左足のつま先に体重がかかり、インパクトでは一度右足に戻り、フィニッシュで左足のかかとにさらに移動するとのことです。切り返しで左足のつま先に体重がかかるのはわかりますが、インパクトでは右足に戻って、またフィニッシュは左足に戻るのはなかなか複雑な動きだと思いました。
こういう体重移動の違いがプロとアマチュアの飛距離の差につながっているのだと思います。スイングカタリストでは、下半身の使い方を3つのタイプに分類していて、「ジャンプ系」、「体重移動系」、「回転計」でそれぞれで適切な下半身の使い方が違っています。自分のタイプがわかって、適切な下半身の使い方を覚えれば、飛距離アップも可能になりますよ。自宅の近くにスイングカタリストを使ったレッスンを受けられる場所があれば、一度体験してみてはいかがでしょうか!

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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