スマホを持つくらいの握り圧なら、肩の力が抜けて飛ばせるようになる!
指でグリップに巻きつけるように握れば力を入れなくてもフィット感が出る
グリップを握る強さのことをグリッププレッシャーともいいますが、どのくらいの強さで握るのがいいのでしょうか。力感とか握り圧というのはゴルファー自身の感覚ですから、「このくらいが正しい」というのは伝わりにくいかと思います。自分で握りの強さを加減しながらスイング練習して、自分なりの適切な感覚を把握するしかありません。
ひとついえるのは自分でクラブがしっかり振れるような力感がベストであって、強く握りすぎるよりは柔らかめにグリップするのがいいということです。
野球のバットを持つように、グリップを手のヒラで握ると腕や手に余分な力が入りやすく、カラダがスムーズに回転しにくくなります。左手はグリップの下側から、小指側から順にグリップに巻きつけて指で締めるように握りましょう。指で絡め持つという感じです。小指側でグリップを絡めるように持つと、左手を軽く握っていてもフィット感が出てきて軽く持ってもクラブが落ちませんよね。
わかりやすくいえば、携帯電話を持つくらいの力感です。携帯電話を持つときはギュッと握りしめる人なんていないでしょう。携帯電話は軽く持っても落とすことはありませんし、歩くときだって携帯電話の下側から指で支える感じで落とさないくらいの力感で持っているはずです。
ゴルフクラブも同様で、手から落とさないくらいの力感で持つのが基本であって、そのためにも左手の小指側で絡めるように持ち、右手もグリップに軽く添える感じで握りましょう。
いかり肩になるのは力んでいる証拠。上体をラクにして、なで肩に構えよう
グリップを柔らかめに握っても、飛ばしてやろうと思うと力んだアドレスになりやすいので注意しましょう。
典型的なパターンが、両ヒジが伸びて、いかり肩となった姿勢です。こんなときは知らず知らずのうちにグリップを強く握りすぎています。とくに左肩が浮いて左ヒジが突っ張るとバックスイングで左肩が回転しにくく、飛ばしに欠かせないカラダの捻転が浅くなってしまいます。
アドレスでは上体はなるべく力を入れないでリラックスさせておきましょう。つまり、脱力の状態です。両手と両腕の力を抜き、両肩から両腕を自然に下げれば、なで肩に見える構えが自然に作られます。
グリップの握り圧も適切にキープでき、両肩にも余分な力が入らず、バックスイングの捻転が深くなります。結果として飛ばしのパワーが存分に蓄えられて、自分なりの最大の飛距離が得られます。
アドレスの段階ではグリップを軽く握っていても、インパクトの瞬間は力が入って当然です。緩めたままでは当たり負けしやすいですし、ボールにパワーが伝わりません。
でも、小指側で締めておくように握っておけば、瞬間的に力が入ってもグリップを握るカタチが変わりにくいですから、とくに意識しなくていいと思います。ところが最初から強く握りすぎるとカラダの捻転が不足しやすいため、手打ちになって逆にパワーを出しにくくなる。それを避けたいということです。
グリップの握る強さを自分なりに加減してみて、飛ばせる握り圧を見つけてください。
小池正次
こいけ・しょうじ
1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。


