ボールが5時なら頭は11時の位置にセットしてボールに正しく向き合おう!

アイアンのようにカラダを真っすぐに構えると飛距離が出ない

皆さん、こんにちは。プロコーチの大西翔太です。オジサンといわれる世代のゴルファーの方々は「カラダが硬くなって回りにくくなった」とか「若い頃に比べて飛距離が落ちてきた」といった悩みをお持ちのことと思います。

そこでボクがオジサンゴルファーでもすぐに飛ばせるようになるコツをお教えしましょう。カラダを柔軟にするストレッチやパワーアップのための筋力トレーニングなどは特別やらなくても大丈夫。ちょっとしたコツで飛距離アップが実現することを保証します。

まずアドレスをチェックしてください。ドライバーショットのボールの位置は左カカト内側の延長線上が基本です。それよりもボールを少し左側、あるいは右側に置くとしてもボール1個ぶんまでが許容範囲です。

ところがボールをスタンスの中央付近に置くと、アイアンに近いアドレスとなります。7番アイアンならボールの位置はスタンスの中央付近が理想ですし、ボールに対して真っすぐ向き合うように構えれば真正面からはカラダの軸が真っすぐに見えるアドレスとなります。

「ボールに対して向き合う」ということはとても大切で、これが守られていないとクラブにマッチしたアドレスが作れず、スイング軌道も安定しにくいのです。

自分のカラダを時計盤に見立てればドライバーのボールの位置は5時くらいのイメージです。7番アイアンの場合はボールの位置は6時ですから、頭の位置は12時で正解です。

ドライバーでボールを5時くらいの位置にセットしていても、頭が7番アイアンと同様に12時となるようにカラダを真っすぐ立てて構えると、ボールに対してちゃんと向き合っていないことになります。

バックスイングでカラダの捻転が不足しやすく、ダウンスイングではカラダが早く開いたり上から鋭角に打ち込んだりしてミスショットを誘発します。

アッパーブローにとらえやすい体勢で構えることがドライバーの飛ばしの基本

ボールをフェースの芯でとらえやすくし、パワー効率を上げるには「クラブの入射角」が重要なポイントです。7番アイアンのように芝の上のボールを打つなら、ボールを6時、頭を12時の位置にセットして構えればダウンブローにヒットしやすくなります。

ドライバーの場合はティアップしたボールを打つわけですから、クラブヘッドがスイング軌道の最下点を通過し、上を向きかけたポジションでインパクトを迎えるのがベスト。つまりアッパーブローが理想的な入射角です。

ボールの位置が5時なら、ボールに対して真っすぐ向き合うとすれば頭は11時くらいにセットし、上体を少し右に傾けた体勢で構えましょう。

やや斜め後方からボールの右上を見る感じで立ち、体重は6対4くらいの割合で右足に多めに乗せておきます。そうすればバックスイングで右足を軸にしてカラダを回転しやすく、深い捻転によって飛ばしのパワーがたくわえられます。さらにキレイなアッパーブローの軌道でボールをとらえやすく、パワー効率が上がって飛距離がアップします。

ただし、頭の位置が10時近くになるまで上体を傾けすぎてはいけません。極端なアッパーブローもすくい打ちとなるのでNGです。

ドライバーはアッパーブローに打つのが基本と頭では理解していても、自分の気づかないうちにボールの位置がズレていたり、ボールに対して正しく向き合っていなかったりしているケースがとても多いですから、アドレスに間違いがないかを最初に確認しましょう。

大西翔太
おおにし・しょうた

1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方で青木瀬令奈のコーチ兼キャディをつとめる。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、24年は安田祐香のメンタルコーチとして初優勝に貢献。女子プロの大西茜は実妹。