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左足上がり・下りの傾斜はこれでカンペキ! 構え方と打ち方の極意をわかりやすく解説【藤田寛之のアプローチ】

スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第11回

2025/02/20 ゴルフトゥデイ 編集部

極意2 ややカットに打つ

【左足下がりの傾斜】

クローズに構えてカットに打てばダフらない!

スタンスをクローズにしてアウトサイド・インに振る。
スタンスをクローズにしてアウトサイド・インに振る。
ボールの位置はスタンスの真ん中か、やや右足寄りに。クラブを短く握り、ハンドファーストに構える。
ボールの位置はスタンスの真ん中か、やや右足寄りに。クラブを短く握り、ハンドファーストに構える。

クラブを外に上げる

バックスイングでコックを使いながらクラブを外(アウトサイド)に上げ、そこからややカットにボールを打つ。インパクトが緩まないように、体の回転を使ってしっかり振り抜くことが大事。
バックスイングでコックを使いながらクラブを外(アウトサイド)に上げ、そこからややカットにボールを打つ。インパクトが緩まないように、体の回転を使ってしっかり振り抜くことが大事。

極意3 インサイド・アウトは厳禁!

傾斜なりに打つことが基本

左足下がりの傾斜は難易度がとても高く、スイング軌道が少しでもインサイド・アウトになると、ボールの手前の地面を叩いてダフってしまいます。

攻略するには傾斜なりに打つことが基本で、肩、腰、ヒザといった体のラインを地面と平行にして構えたら、傾斜に沿ってスイングしましょう。フォロースルーでヘッドを低く出し、ボールを高く上げようとしないことが大切です。

絶対にダフりたくない場面では、「クローズに構えてカットに打つ」という方法があります。右足を引いてスタンスを極端にクローズにすることがポイント。そしてアウトサイド・インに振れば、ヘッドが上から入りクリーンヒットできます。

また、オープンスタンスにしてカットに打つ、という高度なテクニックもあります。これはドライバーで低いスライスを打つ動きに近く、左足下がりからでもボールを高く上げることができます。

体のラインを地面と平行にする

肩、腰、ヒザといった体のそれぞれのラインを地面と平行にして、傾斜なりに構えるのが基本。
肩、腰、ヒザといった体のそれぞれのラインを地面と平行にして、傾斜なりに構えるのが基本。

傾斜なりに構えたら傾斜に沿ってクラブを振る。

体重を左足に乗せたまま、傾斜なりに打つ。ヘッドを低く出し、低めの球で寄せる。
体重を左足に乗せたまま、傾斜なりに打つ。ヘッドを低く出し、低めの球で寄せる。

小見出し スタンスを開きオープンにする

ボールを高く上げる時は、スタンスを開きオープンにして、カットに打つ。上級者向けのテクニック。
ボールを高く上げる時は、スタンスを開きオープンにして、カットに打つ。上級者向けのテクニック。

ダフリの原因

インサイド・アウトに振ったり、ボールを高く上げようとしてすくい上げたりすると、ボールの手前の地面を叩いてしまい、大きなミスになるので注意。
インサイド・アウトに振ったり、ボールを高く上げようとしてすくい上げたりすると、ボールの手前の地面を叩いてしまい、大きなミスになるので注意。




藤田寛之

藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城ゴルフ倶楽部)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。2012年は年間4勝を挙げ、43歳にして初の賞金王に輝いた。23年は日本シニアオープン優勝。リカバリー率1位を4回も獲得している「寄せの達人」。