左足上がり・下りの傾斜はこれでカンペキ! 構え方と打ち方の極意をわかりやすく解説【藤田寛之のアプローチ】
スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第11回
極意2 ややカットに打つ
【左足下がりの傾斜】
クローズに構えてカットに打てばダフらない!


クラブを外に上げる

極意3 インサイド・アウトは厳禁!
傾斜なりに打つことが基本
左足下がりの傾斜は難易度がとても高く、スイング軌道が少しでもインサイド・アウトになると、ボールの手前の地面を叩いてダフってしまいます。
攻略するには傾斜なりに打つことが基本で、肩、腰、ヒザといった体のラインを地面と平行にして構えたら、傾斜に沿ってスイングしましょう。フォロースルーでヘッドを低く出し、ボールを高く上げようとしないことが大切です。
絶対にダフりたくない場面では、「クローズに構えてカットに打つ」という方法があります。右足を引いてスタンスを極端にクローズにすることがポイント。そしてアウトサイド・インに振れば、ヘッドが上から入りクリーンヒットできます。
また、オープンスタンスにしてカットに打つ、という高度なテクニックもあります。これはドライバーで低いスライスを打つ動きに近く、左足下がりからでもボールを高く上げることができます。
体のラインを地面と平行にする

傾斜なりに構えたら傾斜に沿ってクラブを振る。

小見出し スタンスを開きオープンにする

ダフリの原因


藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城ゴルフ倶楽部)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。2012年は年間4勝を挙げ、43歳にして初の賞金王に輝いた。23年は日本シニアオープン優勝。リカバリー率1位を4回も獲得している「寄せの達人」。