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今どきドライバーは左手をかぶせて握れ! 飛ばすなら開閉を抑えてフェース面をキープ。

【オジサンでも飛ばせるドライバーレッスン!】 人気コーチ・大西翔太がわかりやすくレクチャー|筋トレ不要の飛距離アップ法 04

2025/03/04 ゴルフサプリ編集部

おおにし・しょうた

ドライバーを頑張って振っているのに飛距離は落ちる一方。そんなオジサンゴルファーたちに大西翔太コーチが親切にアドバイス。第4回のテーマは飛ばしのグリップ。「左手のグリップの握り方が飛ばしに大きく影響するんですよ」と大西コーチはいう。あなたは飛ばないグリップになっていない!?

構成/三代 崇 写真/中野義昌 協力/船橋カントリークラブ

左手の人さし指、中指,薬指のナックルが見えるまで左手をかぶせて握れば飛ばせる!

左手の握りが浅いと腕のローテーションが入りやすくなり、飛距離が安定しにくい

今のドライバーはヘッド体積が大きくてシャフトが長いのが特徴です。若い人たちはともかくとして、ゴルフのキャリアの長い方は昔と比べてヘッドが相当デカくなったし、シャフトもめちゃくちゃ長いな~と感じていることでしょう。

ヘッドが大きくてシャフトが長いということは、それだけ慣性モーメントが働きやすくなっています。さらに反発性に優れていて、直進性が高いという長所も備えている。真っすぐ飛ばしやすくて、曲がりにくい。それが今どきのドライバーなのです。

ということはバックスイングでフェースを開いてインパクトエリアでフェースを返すといったフェースの開閉を抑えて、フェースをスクエアにキープしてスイングするのが理にかなっています。

ウィークグリップは間違いではないが、今のドライバーの性能とマッチしにくい。

そこでグリップはストロングに握るのが絶対にオススメです。

キャリアの長いゴルファーの多くはスクエアグリップを教わったことと思います。左手甲が目標を指すように握り、右手のヒラも左手甲の向きに合わせる握り方ですが、こうすると腕のローテーションが入りやすくなります。

昔のドライバーは腕のローテーションを入れてフェースを開閉させて打つことで飛距離を出すのが有利と考えられていましたが、今のドライバーでそれをやるとインパクトの打点が安定しにくいのです。

ヘッドの重心距離が長いため、バックスイングでフェースを開くとインパクトでフェースを戻しにくいというデメリットもあります。

スクエアグリップがダメというわけではありません。それでも飛ばせているならOKですが、道具の進化に合わせてグリップも変えるのが合理的だと思います。

左手甲と右手のヒラが目標を指すような昔のスクエアグリップは、今では完全にウィークグリップです。

左手をかぶせて人さし指と中指の2つのナックルが見えるのが、今のスクエアグリップです。でもフェースの開閉を抑えるという意味ではまだ足りません。

左手の薬指のナックルが見えるまでかぶせましょう。左手のナックルが3つ見えるのがストロンググリップの基本形であり、今のドライバーの性能を利用して飛ばすための進化的グリップなのです。

腕のローテーションが入りやすく、折角の直進性を台無しにしてしまいやすい。
腕のローテーションが入りやすく、折角の直進性を台無しにしてしまいやすい。
左手の人さし指と中指の2つのナックルが見えるくらいではまだ足りない。
左手の人さし指と中指の2つのナックルが見えるくらいではまだ足りない。
人さし指から薬指までの3つのナックルが見えるまで左手をかぶせて握ろう。
人さし指から薬指までの3つのナックルが見えるまで左手をかぶせて握ろう。

ストロンググリップで握るとカラダの回転主体で振りやすくなる!

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