ボール地点とカート間の移動をできるだけ少なくする

プレーが遅いと思われないためには、常に先のプレーのことを考えることが大事です。これに関しては、ゴルフ歴が長いからできるというものではなく、「プレー時間を短縮する」という意識を常に持つことが大事になってきます。

では、どこを意識すればいいか。これだけはやってほしいというポイントを紹介しましょう。

・ティショットで、自分の順番が来る前にクラブを用意するのはもちろん、ボールやティーを準備しておきましょう。そして、ティーショットでどの辺りを狙うかを事前に確認しておきます。

・打つ前のルーティンは必要ですが、なるべく時間をかけないように。素振りはボールの後方で行い、ボールのところにセットしたら速やかに打ちましょう。

・ボールが林やOB方向に飛んだ場合は、暫定球を打っておきましょう(プレーイング4がない場合)。2回ボールを打つ分、時間がかかりますが、戻って打ち直すことを考えると、時間短縮になります。また、暫定球を打っておくと、ボールが見つからない場合も、早めに諦めがつくものです。

・ティショットを打ち終わったら、まずは落下地点を確認。そして、セカンドショットで打つべき距離を考えて、それに合わせてクラブを2~3本持ってその地点に向かいましょう。フェアウェイにボールがある場合はそれほど急ぐ必要はありませんが、林に入ったときなどは、ボールがすぐに見つからないこともあるので、小走りで打ち込んだ地点に向かうようにしましょう。

アプローチのときはウェッジだけでなく、パターも必ず持って行く

・グリーン近くまでボールを運んだときも、アプローチで使うクラブを2~3本持ってボール地点に向かいましょう。そのとき、パターを必ず持って行くことが大事です。

・グリーンにボールが乗ったら、グリーン手前でグリーンの形状を観察しましょう。そうすれば大きな傾斜が分かるので、ラインを読む時間を短縮できるし、ラインも見えてきます。

・グリーンに上がったら、アプローチに使ったクラブはグリーンの外に置くことになりますが、その際は、ホールアウト後の導線付近に置くようにしましょう。

・ラインは、自分の順番が来るまで読んでおくように。順番が来てから「フックかな、スライスかな?」と考え込むのはNGです。

・ホールアウトしたら、ウェッジやパターを持ったままカートに乗り込みましょう。クラブをバッグに戻すのは次のホールに着いてから。スコアも次のホールに到着してから記入しましょう。

全部をきちんとやるのは難しいかもしれませんが、これらのことを意識してプレーをし続ければ、自然にできるようになるものです。スロープレーをやらないようにすることは、スコアをアップするより大事なこと。「あの人は遅い」と言われないゴルファーを目指しましょう。

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。