ウェッジはフェースが上を向いているため右を向いているように見える
アプローチではオープンスタンスで立ったり、フェースを開いて構えることがありますが、こうするとフェースをどこに向けたらいいかわからなくなり、結局ターゲットより右や左に打ち出してしまうことがあると思います。
ロフト角が大きくフェースが上を向いて見えるウェッジは、実際以上にフェースが右を向いているように見えてしまう。
どこに飛ぶかわからない不安を抱えたまま打ってもいい結果は望めませんし、そのままではうまくいってもたまたまでしかないので、アドレスでフェースがどこを向いていればいいかを押さえておきましょう。
みなさんがアプローチでよく使うウェッジは、50度以上ロフト角があるものが多いと思いますが、結論から言うと、そもそもロフトの多いウェッジは目標を合わせづらいです。というのも、ロフトとライ角の関係でフェースが右を向いているように見えるから。フェースが上を向いていることで、狙っているところより右を向いているように見えてしまうのです。
例えばフェースを開いて構えると、フェースは目標より右を向きますが、見た目ほどは右向きになっていません。ちなみに私は左足を後ろに引いてオープンに立ち、フェースを開き加減にして構えます。リーディングエッジ、フェースの向きとも目標方向よりやや右を向いていますが、このまま振れば目標方向に真っすぐ打ち出せます。もちろんフェースを開かず、リーディングエッジをターゲットラインに対してスクエアセットして目標方向に打ち出せればそれでもOKです。
打ち方のコツとしては、アドレスでフェースを開いた以上にインパクトでフェースが開くことはないということ。インパクト時のフェース向きは、アドレスと同じか閉じるかのどちらかで、前者では打球が上がり、後者ではスピンの入った打球になります。
大事なのは、自分からフェースがどう見えたら真っすぐ打ち出せるのかを把握しておくこと。こればかりはロフト角やヘッド形状、構え方などによって変わるので、各自でチェックするしかありません。要は多かれ少なかれ、構える方向と飛ばす方向が違ってくるのがロフトの多いウェッジということになります。
レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。


