「D1 スピードモンスター」と「D1 スピン」 どっちが飛ぶ? どっちが止まる? ヘッドスピード40m/sで比較計測!

安価なのに飛ぶと人気のHONMAのゴルフボール「D1」シリーズ。その中でも、飛びに特化した「D1 スピードモンスター」と、スピンと飛び性能をバランス良く備えた「D1 スピン」。この2つのボールをドライバーのヘッドスピードが40m/sという設定で試打計測したら、どっちが飛んで、スピンがかかりやすいのか? 性能の違いを検証してみた。
協力/SEKI GOLF CLUB 目黒
実測設定でシビアに比較計測してみた
「D1 スピードモンスター」のキャッチコピーは『あのD1を飛距離で圧倒』、「D1 スピン」は『D1の飛距離にスピンをプラス!!』となっており、どちらも飛距離自慢のボールであることはわかる。しかも、両者ともに税込価格は1スリーブで990円、1個当たり330円だ。
どちらも魅力的な価格であり、「D1」を使ったことがある人なら『あのD1より飛ぶのか』と、期待に胸が膨らんでしまうのではないだろうか。だが、飛びを取るか、スピンを取るか、ちょっと悩んでしまいそう。どちらもD1より飛ぶのは良いが、アイアンやウェッジで打った時にはどんな違いを出しているのかが気になる。
そこで、以下のような条件で2つのボールを試打計測してきた。試打解説はクラフトマンとクラブフィッター、そしてプロコーチという3つの顔を持つことで人気の関浩太郎氏に担当してもらった。
試打条件の説明
計測器/フライトスコープ
試打環境/インドア
計測クラブ/ドライバー、アイアン(#7)、ウェッジ(56度)※1
計測打数/それぞれ10球ずつ
仮想ゴルファー/ドライバーのヘッドスピード40m/s ※2
※1・・・ウェッジの距離は50ヤードをイメージして打ってもらった。
※2・・・一般的なゴルファーを想定し、ドライバーのヘッドスピードを40m/sに調節して試打を実施。それに応じてアイアン(#7)のヘッドスピードは35m/s前後に調節してもらった。
試打ボールスペック
D1 SPEEDMONSTER(D1 スピードモンスター)
定価/990円(1スリーブ・税込)
カラー/ホワイト、イエロー
構造/3ピースアイオノマー
素材/高耐久アイオノマーカバー
ボールナンバー/No.1、2、3、5
タイプ/ディスタンス
発売年/2023年
D1 SPIN(D1 スピン)
定価/990円(1スリーブ・税込)
カラー/ホワイト、イエロー、オレンジ、グリーン
構造/2ピース
素材/ウレタンカバー
発売年/2023年
ボールナンバー/No.1、2、3、4
タイプ/スピン+ディスタンス
「D1 スピードモンスター」と「D1 スピン」の計測結果は次ページで!
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