シャフトのしならせ方が自分のスイングそのものって知ってた?【シャフト選び、これが結論!②】
【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

みなさん、冬のゴルフを満喫されていますか? このオフシーズンにしっかりとクラブを整えることができると、今年は調子を崩さずに過ごせるかもしれません。そのクラブ選びの中で、最も重要なのがシャフト選びである、と僕は考えています。そのシャフト選びの基礎的なお話、第2回目になります。(ダグ三瓶)
それでは、今回はスイング中のシャフトのしなりをもう少し細かく見ていきましょう。
まずは、このグラフを見てください。

こちらは、縦軸に縦方向のしなり、横軸に横方向のしなりを表しており、スイング中にシャフトがどの方向にしなっているかがわかるグラフです。
簡易の絵で、中心(座標の0,0)にグリップエンド、その周りの半円がヘッドの投影を映してあります。
つまり、クラブを真上から見て、シャフトがヘッドに対してどの方向に動いているかがわかります。ヘッドに対しての「グリップエンドの位置」と考えても合っています。
例えば前回ご説明したように、始動では、ヘッドに対してシャフトは左方向、つまり逆しなりをしています。
その後、下方向=トゥダウンしながら縦方向の順しなり(上方向)でしなっていき、切り返しでぐーんとしなっています。
それをダウンスイングではトゥダウン方向にしなっていき、インパクトにむかっていくという構図です。
緑の点線の部分がおおよそバックスイングと考えられており、その後の大きく上に上がっていく線が、切り返しからハーフウエイダウンくらいまでになり、この部分で一番シャフトがしなります。
この時、グリップエンドがヘッドの方に倒れているとも言えますね。
これだけしなると、シャフト自体の戻ろうとする復元力も強くなりますので、ちょっとしたきっかけで、逆方向にしなりだします。
それがダウンスイングになります。
このきっかけは、実はプレーヤーが無意識にやっていると考えています。
体の仕組みを考えると、自然発生的に起こっている、そのように自然に体(腕、肘、手首)を動かしているともいえるかもしれません。
もしくは、クラブのシャフトの復元力によって戻らされているともいえるとも考えています。
しなりの「型」はいつ決まる?
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