レストランで食事をしなくても基本的にはマナー違反にならない

クラブハウスのレストランで食べるお昼は、ゴルフの楽しみのひとつと考えている人も多いはず。午前のラウンドでは残り2ホールぐらいになると、「腹減った、今月のランチは何かな?」と、ゴルフそっちのけでお昼の話を始める人が1人や2人いるものです。

しかしその一方で、レストランで食事をとることに苦痛を覚えている人もいるようです。最大の理由は、「クラブハウスのレストランは料金が高い」から。また、「食べたいものがない」「あまり美味しくない」、さらには「ダイエットしている」「アレルギーがある」という、やむにやまれぬ事情がある人も。

実際のところ、昼食はクラブハウスのレストランでとらなければいけないものなのか?

結論からいうと、“絶対”ではありません。ゴルフ場の本音をいうと、「高いといってもせいぜい1500~2000円。面倒なことを言わずにレストランを利用してくださいよ」といったところでしょう。だけど強制ではありません。「レストランで食べなくてもいいですか?」と聞くと、ちょっと困った顔をすると思いますが、「お客様の自由です」と答えるところがほとんどです。

ただし、自分で用意したものを、クラブハウス内で食べるというのはNGというコースがほとんどです。ロビーはもちろん、ロッカーもNG。練習グリーンの横に設置されてあるベンチに座ってモグモグというのもダメです。

もしどうしても自分で用意したものを食べたいというのなら、駐車場に停めた車の中で食べるしかありませんが、ゴルフ場によっては、「そういう行為もご遠慮願いたい」というところがあります。これについては、ゴルフ場に確認した方がいいでしょう。

また、最近は、昼食付きプレーというのもよく見かけますが、もちろん昼食をとらないからといって、その分返金をしてくれるところはありません。

ゴルフ場よりも同伴競技者の理解を得ることが大事

話をまとめると、マナーという点では何ら問題はないということ。ただ、食べなければいいだけなので、料金を支払うときに、「食事をしませんでしたね」と言われることもありません。

ただし、一つ気をつけたいのは、同伴競技者への配慮です。おそらくほとんどのゴルファーは、冒頭にもいったように、「一緒にプレーをした人と、食事をしながらひとときを過ごす」というのもゴルフの楽しみだと考えていることでしょう。そんな人たちに向かって、「私はレストランを利用しないので、皆さんでどうぞ」なんてことをいうと、間違いなくしらけてしまいますよね。

同伴競技者に対して失礼はないか。そういうことをしても許される相手か? 考えるべきはそこだと思いますが、いかがでしょうか?

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。