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ボーケイデザイン SM10 Kグラインド ローバウンスはやさしさと切れ味が両立! でも〇〇〇との相性に気を付けて!

2025/03/23 ゴルフサプリ編集部

一番人気のウェッジ、タイトリスト「ボーケイデザインSM10」に新しいグラインド「Kグラインド ローバウンス」が追加された。あの有名選手が使用したことで、プロの間では2024年から注目を集めていたと言う。早速試打を実施した、テスターはGOLF TODAYでお馴染みの高橋良明プロ。

ワイドソールなのに、薄い芝でも、沈んだライでもOK

ーーボーケイSM10にKグラインドのローバウンスが出たので、早速試打クラブを借りてきました。

高橋 「日本でも発売になりましたね。アメリカでは以前から「ウェッジワークス」で手に入ったようですね」

試打/高橋良明(たかはし よしあき) 1983年生まれ、41歳、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。現在はアマチュアのレッスンを行っている。サザンヤードCC所属。

ーー「ウェッジワークス」と言えば、カタログライン以外のグラインドや刻印が選べる特注対応のシリーズですよね。

高橋 「そうです。ツアープロ向けのグラインドが手に入ります。Kグラインドのローバウンスもそうだし、Aグラインドとか、K*とかいろいろあるようです。Kのローはマキロイが使ったことでプロの間でも話題になっていましたね」

ーーそうなんですね。早速打ってみてください。

高橋 「第一印象は、ハイバウンス(14度)のK同様にワイドソールなのでやさしそうな印象です。でも、ローバウンスはアドレスでリーディングエッジが全く浮かないので、硬いライや薄い芝でも安心感があります」

地面が硬い薄い芝でも、跳ねず刺さらず、滑るように振り抜ける

高橋 「見た目の通りに冬場の薄くて硬いライでも、バウンスが跳ねずにヘッドが抜けてくれます。しかもワイドソールの効果でソールが滑りながら抜けてくれるのでやさしい! “すっ”と抜けるから短い距離でもスピンがかかります。50ヤードくらいの距離でも同様に跳ねず刺さらず、すごくラクに打てます。やさし過ぎて、ちょっとズルイ感じですね」

SM10の中でも人気の高いMグラインドと比較してもローバウンスになっていることが分かる。

ーー従来のローバウンスとの違いは?

高橋 「従来のローバウンスはほとんどのモデルが、バウンスが小さいだけではなく、ソール幅は狭めでなおかつトレーリングエッジ側を削り落としているので、跳ねない代わりに、バウンスの効果も一緒に削り落としているので刺さりやすさがありました。これに対して、ワイド&ローだとソールの幅が刺さるのを抑えてくれます」

ーーバンカーでも使えますか?

高橋 「もちろん。と言うか、少しフェースを開けば、ワイドソールの分バウンスが出てくるので、バンカーショットこそワイドソールの効果が出ます。もともと、ローバウンスでありながら、バンカーでやさしく使えると言うのがKのローバウンスの一番の特徴で、マキロイもそれを求めて使っているのではないかと思います」

リーディングエッジの形状は少し丸みが付けられ、プログレッションも大きくなっているように見える。

――いいこと尽くしじゃないですか。ちょっと打たせてもらってもいいですか?

高橋 「いいですけど・・・・・との相性が・・・・・」

編集部員もKグラインド ローバウンスを試打してみた

――あれっ!? 球は拾いやすいけれど、プロが言う程やさしさは感じないです。むしろ、アドレスで難しそうに感じるんですが。

高橋 「さっき言おうとしたんですが、それは入射角の違いです。そもそもローバウンスは浅い入射角にマッチします。反対に入射角が急な人が使うとワイド&ローであっても刺さりやすくなるので、入射角にマッチしたバウンスが必要なんです」

ーーなるほど、僕の入射角は急なんですね。

高橋 「人それぞれの入射角に合わせるために、バウンスやグラインドのバリエーションがあるということです。自分にマッチしたものを選べば、ラクにアプローチを打てるようになります。Kグラインドのローバウンスは、入射角が浅い人と相性がいいグラインドということになります」



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