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自分のシャフトがわかればスイングスピードがあがる!?【シャフト選び、これが結論!最終回】

【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2025/03/23 ゴルフサプリ編集部

クラブ選びの中で最も重要なのがシャフト選びである、とダグ三瓶。アマチュアのシャフト選びについて研究を重ねた現時点での答えとは?

前回お話しましたように、理想はこのシャフトしなり測定器(Shaft Wave)を使っての診断をしていただくことで、いろんなことがわかりますし、的確に合うシャフトを見出すことができます。

ですが、まだ、この測定器が広まっていない現時点では、ある程度、自分で見出す必要があると思います。
そこで、今回は、その自己分析の方法をいくつか例を挙げながら書いていきましょう。

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1.ワッグルのクセ

前回も書きましたように、ワッグルを見ると、そのシャフトをどのようにしならせたいのかがわかることが多いです。
例えば、ヘッドを左右(前後)に動かすワッグルをする方は、タテ型の方が多いです。
ヘッドを動かしたい、つまりは棒の先端を動かしたいということになりますので、手元を支点に動かす動きとなります。
そのため、手元側がしなってしまうと、その動きに先端側(ヘッド側)が追随してこないので、動かしにくく感じてしまいます。
ワッグルでヘッドを細かく動かす癖のある方は、手元が硬い方が良いと感じている方が多いです。
こういった方は、手元しっかり系の先調子を選びましょう。

ワッグルでヘッドを左右前後に動かす人は手元しっかりの先調子がいい。

2.始動のクセ

バックスイングの始動でどのようにクラブを上げるかで、シャフトがどのようにしなると心地よく感じているかがわかる場合があります。
例えば、ヘッドを引きずるように低く長く上げようとする方は、ヨコ型の方が多いです。
こういう方は、ヘッドを遅らせて、手元からしならせる動きから始動していると考えられますので、そうなると、手元側がしなってくれた方が心地よく感じます。
こういった方は手元調子をオススメします

逆に、アーリーコック気味に、ひょいっとバックスイングを上げる方、こういう方は、上記のワッグルの時と同様に先端(ヘッド)を動かしたいタイプなので、手元が硬い方が良いでしょう。

ヘッドを引きずるように上げる人には手元調子がいい。

3.フェースの向き

シャフトのしなる方向は、フェースの向きも考慮しなければなりません。
このシャフトしなり測定器(Shaft Wave)のデータは、シャフトの動く方向とフェースの向きの関係性も記しています。

例えば、シャットフェースの場合、ヨコにシャフトはしなります。
シャットフェースになることにより、フェースの前後方向(フェース⇔バック方向)にシャフトをしならせることになるからです。
フェースとシャフトの関係性でありますが、その方向に動かしたいというクセはつまりはクラブの動きでもありますので、シャフトしなり測定器(Shaft Wave)の分析結果にはつながります。
すなわち、シャットフェースに使いたい方は、やはりヨコ型都いうことになりやすいです。
シャットフェースの方は、元調子系が合うことが多いです。

4.切り返しのクセ

この辺りは、動画などで確認が必要になってきますが、この切り返しの仕方が一番シャフトのしならせ方の癖が出るところでもあります。

たとえば、シャフトクロスする方はわかりやすいです。
シャフトがクロスするということは、その反動で戻る動きもあります。
シャフトクロスしたままダウンスイングに入ることはありません。
切り返しの時点で、シャフトクロスがまっすぐに戻る時に、シャフトはヨコに動きます。
つまりはシャフトクロスする人は、手元側がしなる方が心地よくタイミングを取られる方が多いです。

ただし、だからといって元調子にしてしまうと調子が悪くなることもあります。
こういう方は、このクロスさせることでタイミングを取っている場合が多く、手元がしなりすぎてしまうと、余計に切り返しの間が必要になってしまいます。
そのため、この部分だけで判断することは難しく、全体の流れから、手元をどの程度柔らかいものにしていったらよいか見ていく必要があります。

ですが、パターンとして多いのが、元調子の硬めのシャフトにすると合う人が多いようです。

リリースのタイミングではどう選ぶ?

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