カーボンのしなりとスチールの安定性で、飛びと方向性を両立

スチールファイバーはカーボン繊維とスチール(鉄)繊維を使用したコンポジット構造で、カーボンの飛距離とスチールの安定性を兼ね備えるシャフト。女子プロゴルファーに人気が高く世界のトッププレーヤーが使用している。これまでは、アイアンとハイブリッド用だけだったが、待望のウッド用が発売される。

スチールファイバーとは

カーボンシャフトの最外層に髪の毛の約10分の1の極細スチール繊維を巻き付けた構造で、カーボンとスチールの特性を併せ持つ。アイアン用、ハイブリッド用はシャフト全長に、ウッド用は手元側にスチール繊維が巻かれる。

世界の女子ツアーを席捲

すでに発売されているアイアン用、ハイブリッド用は、2024年メルセデス・ランキング1位のネリー・コルダ、2位のリディア・コを始め、日本女子ツアーではウー・チャイエン、ささき しょうこ、六車日那乃、森田遥など多くのプロが愛用している。

スチールシャフトとカーボンシャフトの中間の振り心地

「NEXUS」2タイプを高橋良明が試打

スチールファイバーNEXUS、ブラックとブルーの両方を試打しました。2タイプで、弾道やつかまり感の違いはありますが、共通しているのはカーボンとスチールの中間の振り心地ということです。

スチールファイバーのアイアン用も同様ですが、カーボンとスチールを足して2で割ったという感じではなく、切り返しからダウンスイングでスチールのしなり感があり、インパクトゾーンではカーボンの加速感が得られます。

どちらの挙動も滑らかなので、タイミングが取りやすく、スイングのテンポが自然と安定して、ミート率も高くなる素直なシャフトです。

カーボンの加速感に操作性と安定性をプラス|NEXUS BLUE

BLACKよりカーボンの加速感があり、カーボンよりの振り心地です。インパクトゾーンではシャープな走り感がありますが、スチール繊維の効果で手元側にしっかり感と粘り感があり、スイング中にヘッドコントロールをしやすくなっています。しなり戻りの加速性に加えミート率が上がるので飛距離が出やすくなります。スチールファイバーi・fcシリーズや、軽量スチールとの相性がいいでしょう。少し球がつかまって打ち出しも少し高くなります。

長さ/46インチ
タイプ(重量:トルク)/50A(54g:4.1)、50R(57g:4.0)、50S(58g:4.0)
キックポイント/中調子
価格/オープン

ググッとしなってドーンと押し出す|NEXUS BLACK

ダウンスイングでシャフトの中間部から手元にかけて「ググッと」しなってタメを生み、インパクトゾーンでは球を後ろから力強く押し出すように振り抜けます。スチールシャフトに近いフィーリングで、やや低めの打ち出しで強い球が出ます。球のつかまりは少し控えめになります。スチールファイバーiシリーズやダイナミックゴールドシリーズとの相性がいい振り心地です。

長さ/46インチ
タイプ(重量:トルク)/60R(66g:3.0)、60S(67g:3.0)、60X(69g:2.8)、70S(74g:2.5)、70X(75g:2.5)
キックポイント/中元調子
価格/オープン

ドライバーからアイアンまでフィーリングの統一が可能に!

「NEXUS」はスチールとカーボンの中間のフィーリングなので、ウッドのシャフトに「NEXUS」を使用すれば、スチールシャフトのアイアンとのフィーリングの差が小さくなって、同じタイミングで振りやすくなるメリット<が得られます。さらに、全番手に「スチールファイバー」を使用すれば、セット内のすべての番手を同じ感覚で振ることが出来るようになことも「NEXUS」のメリットです。


テスター・高橋良明(たかはし よしあき)

1983年生まれ、41歳、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。現在はアマチュアのレッスンを行っている。サザンヤードCC所属。