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軽い? 10K? ロフトは? アマチュアにとって飛ばせるクラブはコレだ!①

【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2025/04/06 ゴルフサプリ編集部

続いて、反発係数も見てみましょう~

Vb:ボール初速
Vh:ヘッドスピード
Mb:ボール重量
Mh:ヘッド重量とすると、
e:反発係数
Vb=(1+e)×(Mh/(Mh+Mb))×Vh

上記の式の中の「e」のところがどのくらい変わったらどのくらいボール初速が上がるのか?
これも同様に計算してみましょう!
1%反発係数が上がると、0.5%くらい上昇することがわかります。
これは、ヘッド重量より期待が持てますし、振り感はそこまで変わらないと仮定すると、反発係数を求めることは良いことかもしれません。


ですが待ってください!
反発係数にはルールがあります。
そして、各社このルールギリギリの値になるように、しのぎを削って狙ってきています。
つまり、現段階でルールギリギリの反発係数を、さらに1%以上上げるというのは至難の業ということがわかります。
ちなみにですが、パーシモン時代から反発係数の変化で期待されるボール初速のアップ度がどのくらいかというと、大体2%くらいと考えられています。

ですので、一発の飛びを狙うとしても、ヘッド重量や、反発係数の変化だけでは、劇的に飛ぶクラブにならないということがわかります。

フェースの反発が変わってもルール内なら劇的に飛ぶクラブにはならない。

そして、ここからがさらに重要で、上記しましたヘッド重量の影響や、反発係数の影響も打点の影響の大きさにはかなわないということなのです!

つまり、真芯(と言っても色々とあるのですが、、、)でとらえたうえで、その差がようやく、0.2などの数値になるということになります。

となると、最近では、10Kというようになった、慣性モーメントが大きい方が良いのでは? ということになってきますね!

もちろん、それも大事なことなのですが、打点はどのくらいズレても大丈夫かどうか?ということも認識していただいた方が良いでしょう。

10㎜くらい芯を外すと、ざっくりですが、ボール初速は0.6%くらい落ちます。
5㎜だと、0.15%くらいになる計算でしょうか?

ということは、初速を安定させるためには打点を5㎜半径くらいの中に入れておきたいと理解していただければ嬉しいです。
10Kだからと言っても、打点が15㎜も20㎜もずれてしまうと、初速は劇的に下がってしまいます。

打ち出し角とバックスピンは?

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