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話題のミニドラ4機種を比較試打したら“小さいヘッド”の良さがわかった! プロは思った通りに動かせるヘッドが好きなんだ

気になるギア|2025年モデルミニドライバー

2025/07/04 ゴルフサプリ編集部

新製品はもちろん、ツアーでプロが使って話題のものや、ゴルフショップで売れ行き好調など、気になるギアを実際に試して、その使い心地を素材や設計の特徴とともに紹介。

取材・構成・文/大塚賢二 撮影/相田克己 協力/サザンヤードCC(茨城県)
GOLF TODAY本誌 No.637 88〜89ページより

ELYTE MINI,R7 QUAD MINI,Secret Weapon MINI,タイトリスト GT280 MINI,ミニドライバー
2025年モデル4機種を試打比較

プロも注目しているミニドラ。ヘッドは大きい方がいいのではなかったの?

世界初の400㎤ドライバーの出現は2000年。以降ヘッドサイズは大型化を続け、「今では460㎤が当たり前となっている。

「ヘッドサイズは大きいほど慣性モーメントは大きくなると同時にフェース面積も広いから反発性能も上げやすい。飛んで曲がらなくなるのだからドライバーは大きい方がいいはず。ところが、今、なぜかプロも“ミニドラ”に注目している。

「気になる“ミニドラ”の魅力はどこにある? どんなゴルファーに合うのか? 最新の4モデルを試打して検証した。

“ミニドラ”4モデル仕様比較

ELYTE MINI,R7 QUAD MINI,Secret Weapon MINI,タイトリスト GT280 MINI,ミニドライバー
※重量は純正シャフト、フレックスSの数値。価格はラインナップ内で最も安い価格。

“ミニドラ”4モデル試打評価

キャロウェイゴルフ|ELYTE MINI

ELYTE MINI,ミニドライバー

ドローヒッターに合う球のつかまりと操作性

球は適度につかまりますが、しっかり振ってもつかまり過ぎることはありません。また、スイング中にヘッドを操作しやすく、フェース向きもややオープンなので、ドローボールヒッターが安心して使えるモデルです。340㎤なのでスイートエリアも広くなっています。

SPEC
ヘッド素材/フェース:FS2Sチタン、本体:8-1-8チタン+カーボン
シャフト/TENSEI GREEN 60 for Callaway(SR、S)
価格/8万8000円

テーラーメイド ゴルフ|R7 QUAD MINI

R7 QUAD MINI,ミニドライバー

フェードヒッター向けの球のつかまりとフェース向き

ややフックフェースで、球のつかまりやすさも備えているのでフェードヒッターがドローを打ちたい時に、プッシュアウトを心配せずに安心して使えます。球の上がりやすさも、スイートエリアの広さも持っているので、アマチュアゴルファーも使いやすいモデルです。

SPEC
ヘッド素材/フェース:ZATECHチタン、本体:9-1-1チタン+カーボン
シャフト/2025 r7QMD Diamana SILVER TM55(S)
価格/8万8000円

PXG JAPAN|Secret Weapon MINI

Secret Weapon MINI,ミニドライバー

大型ヘッドが苦手なゴルファーにオススメ


球のつかまりやすさ、上がりやすさ、スイートエリアの広さを備えたモデルです。ストレートなフェース向きで構えやすく、300㎤のサイズでヘッドの操作性に優れます。フェースローテーションが大きく、大型ヘッドは苦手と言う人にオススメのモデルです。

SPEC
ヘッド素材/チタン+カーボン
シャフト/Fujikura PXG Pro Series(R、S、X)
価格/7万7000円

アクシネット ジャパン|タイトリスト GT280 MINI

タイトリスト GT280 MINI,ミニドライバー

狙ったラインに打ちやすいアスリート向けの打ち味

ヘッドサイズが小さいことに加え、重心もかなり浅く感じます。球のつかまりも打ち出しの高さも控えめでライナー系の弾道が出ます。その代わりに操作性の高さは抜群。ヘッドスピードが速い人が、狙ったラインをトレースするように打って行けるモデルです。

SPEC
ヘッド素材/チタン+ポリマークラウン
シャフト/TENSEI 1K BLACK 65(S)、他
価格/8万8000円~

一番の魅力は“つかまえやすさ”

高橋良明

「“ミニドラ”は慣性モーメントも小さくなるので、460㎤と比べればスイートエリアは狭くなります。その代わり、フェースローテーションさせる時の操縦応答性が圧倒的に高くなります。大慣性モーメントヘッドだと、ドローを打ちたいのにヘッドの直進性が高すぎてフェースが戻りきらずに右方向へのミスが出ることがあります。

これに対して、「“ミニドラ”ならば、球をつかまえながら狙った方向に打ち出してドローするボールを安心して打てる。これが、プロが“ミニドラ”を使う理由です。基本的にはアスリート向けの特性なのですが、アベレージアマチュアゴルファーでも、フェースローテーションが多く、大慣性モーメントドライバーだと方向が定まらないと言う人は試す価値があります。


テスター/高橋良明(たかはし よしあき)
1983年生まれ、41歳、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。現在はアマチュアのレッスンを行っている。サザンヤードCC所属。

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