え、シャフトが20g台!? ミズノの超軽量「ST-MAX 230 LITE」 ドライバーがデビュー

ミズノが超軽量ドライバーを発売。軽量化した大慣性モーメントヘッドに装着されたのは、驚きの20g台シャフトだ。注目のニュードライバーの内容と試打した感想をレポートする。
ミズノが発表した超軽量ドライバーは「ST-MAX 230 LITE」。ネーミングからすると2024年秋に発売された「ST-MAX 230」の軽量版ということなる。昨年から“MAX”とか“10K”がブームなのだが「大慣性モーメントヘッドは“曲がらない”けれど、一発飛びの魅力は薄い」あるいは「ヘッドの直進性が高すぎて扱いにくさを感じることがある」という声もある。

そこで、ヘッドとシャフトの軽量化を図り、ヘッドスピードアップとヘッドの操作性を同時に向上させて、これまでの大慣性モーメントドライバー、ネガティブな部分を排除しようというのが軽量モデルだ。
複数のメーカーが2024年からこのタイプを発売しているので、今回発表された「ST-MAX 230 LITE」は後発という立場となるのだが、その代わり20g台シャフトという武器が与えられている。

気になるミズノのニュードライバー、試打した感想を一言にまとめると「ヘッドスピード40m/s以下のアマチュアゴルファーにヒッタリの軽量ドライバー」という感じだった。
まずは、軽いから力を入れなくても振り切れて自然とヘッドスピードが上がる。超軽量シャフトなのでしなりは多めながら、しなり過ぎてヘッドが遅れてしまう感じはなく、タイミング良くしなり戻って、しかも球をつかまえて持ち上げるように振り抜けて、ナチュラルにハイドローが打てた。
46インチで268gの超軽量設計。と言うことは、ヘッド重量は軽いはずだが“当たり負け感”はなく、しっかりとボールを押し出してくれる振り心地だった。

この“当たり負け感”の無さは、大慣性モーメントに加え「コアテックチャンバー」の働きも貢献しているようだ。しなやかにしなって、切り返しからインパクトまでリニアに加速する振り心地なので、スイングテンポがクイックな人には向かないかも知れないけれど、シャフトのしなりと加速を感じながら振れば“素振り感覚”で、フルショットの飛距離が得られる。そんなドライバーに仕上げられていた。
また、シャフト以外にも、価格ももうひとつの注目ポイント。税込価格8万6900円! 他の軽量モデルが軒並み10万円超なのに対して、この価格差は見逃せない。コスパNo.1の軽量ドライバーだ。
ドライバーだけではなく、FW、UTも試打した。FWもUTもドライバー同様の振り心地と弾道が得られた。セットで使用すれば、ドライバーからUTまで同じ感覚で振ることが出来るはずだ。


ボールとの距離、どれくらいが正解?【アドレス見直しドリル第二弾】
取材の合間に編集担当やカメラマンが、スイングの悩みや質問をプロに聞いていることがある。そんなやり取りを公開しちゃいま...

パターとウェッジの値段、最近高くないですか?(後編)
ゴルフギアライターが、パターとウェッジの価格上昇について考えてみた話。パターの続きとウェッジについてもあれこれと話し...

始動のきっかっけある? クラブがうまく上げられない人はすぐに作って!
インドアゴルフ練習場でやるべきドリルをご紹介していたコーナーがリニューアル! 「オールデイゴルフ馬橋店」にてレッスン...