「i240は楽に高さが出せて、ミスが大きなミスになりにくい!」(佐久間朱莉)
さて、まずは「アース・モンダミンカップ」でブループリントSの6番に代わって、投入されたi240アイアンについて語っていこう。
佐久間はブループリントSの6番を抜いてi240の6番を入れたことについて、このように語っている。
「i240はブループリントSに比べて楽に高さが出て、ミスヒットが大きなミスにならないところが気に入っています。見た目もカッコよくて違和感なくスイッチできました」
シャープでコンパクトなヘッドのブループリントSを、佐久間は6番〜PWまで入れている。i240は、その中に加えてもまったく違和感がないシャープな見た目ということだ。ロフトはブループリントSが29.5度(#6)、i240は28度(#6)なので、ロフトの差が小さかったことも入れ替えしやすかった。
では、次はいち早く試打検証を済ませていた石井良介にi240 アイアンの印象を語ってもらう。
「i240はこれからゴルフを始めたい人が使ってもいいと思う」(石井良介)
「i240は薄めでもトゥでも、少々芯を外したくらいでは飛距離も高さも変わらないですね。佐久間選手が言うように、シャープでコンパクトなヘッドながら、ミスが大きなミスになりにくい寛容性を備えています。
i230と同じヘッド長ということですが、i240のほうがコンパクトに見えます。これはほんの少しトップブレードが厚くなったことと、フェースの溝がi230の18本から5本減って13本になったからですね。この溝の本数が、実際のヘッドサイズよりもヘッドを大きく見せてくれるので、安心感を得られるゴルファーは多いでしょう」(石井良介)
石井がi230との違いを最も感じたのは打球音。
「弾いているわけじゃないし、カキーンと硬いわけでもないのに、音がしっかりと出る。どちらかといえば、パシーン、という柔らかい音。これがとても心地良いです」
「i230よりも寛容性が増しているので、上はプロゴルファーから下は100切りゴルファーまで使えます。7番アイアンでロフトが31.5度という設定も絶妙で、やっぱり少し飛んでくれたほうが良いですからね。
やさしくてカッコいいアイアンを求めている人には、i240はちょうどいいアイアンだと思います」
それでは、次は佐久間朱莉の愛用パターについて、本人のコメントと石井良介の解説を聞いてみよう。
「スコッツデールは打感と転がりが良い」(佐久間朱莉)
佐久間が使用するのはピンのスコッツデールシリーズのうちのひとつ、DS72。ビクトル・ホブランの意見が取り入れられたミッドマレットパターだ。フェースバランスなので、ヘッドを真っすぐ動かしたいゴルファーに適している。
「打感がすごく好みで、ようやく好みの打感と転がりのパターに出会えました。『すぅーッ』という言葉の通り、思ったよりも前に転がってくれる感じです」(佐久間朱莉)
DS72は、他のスコッツデールシリーズのヘッドと同様に、慣性モーメントが大きい。佐久間が言う「思ったよりも前に転がってくれる感じ」は、芯を外した時でも、ブレないヘッドによって転がりに大きな変化がないことを指している。
石井良介は、このDS72と佐久間の相性をどのように見るのだろう。
「しっかりと打音を感じられるにも関わらず、柔らかいフィーリングのPEBAXインサートが、佐久間選手のタッチと相性がとても良かったのでは、と考察します。それから、スコッツデールシリーズはブレード面(シルバー)とヘッド後方のツートンカラーがアライメントの助けになります。フェース面を目標に合わせやすいので、その点でも助けになっていたのではないでしょうか」(石井)
佐久間のJLPGAの部門別スタッツを見ると、平均パット数はここまで1位(1.7504)※。このパッティングの好調が続けば、まだまだ勝利数を伸ばすことができるのではないだろうか。
※2025年7月11日時点




