寒い季節の基本は8割スイング! 横風には逆らわない! 冬ゴルフのマネジメント術
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
冬のラウンドでスコアが崩れる最大の原因は風と寒さです。特に寒さで体が動かず、スイングが縮こまると、風に吹かれた時のミス幅は一気に広がります。私も冬場は寒さの管理を怠るだけでショット精度が簡単に下がることを何度も経験してきました。そこで今回は、冬の風と上手に付き合うための対策を説明させていただきます。冬ゴルフは少し工夫するだけでスコアの安定感が大きく変わりますよ。
風が強くなる冬ゴルフとの上手な付き合い方は?
先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「最近寒くなって、風の強い日も多くなってきたけど、どんなことに気を付けているの?」と聞かれました。私は「冬の風の強い日のゴルフは本当に難しい。寒くて飛距離も落ちるし、風の影響も大きくなるので、あまり良いスコアを期待しないようにしている」と答えました。さらに、ゴルフ友達から「強い風にはどんな対応をしているの?」と聞かれました。私は「まずは防寒対策をしっかりする。次に、いつもより大きめの番手でコンパクトなスイングをするかな」と答えました。
みなさんは、冬の風と上手に付き合えていますか?冬はゴルフのラウンドをお休みする方もいますが、私は冬でもラウンドをコンスタントにします。冬は修業期間を位置づけて、強い風や薄い芝の難しいコンディションでラウンドしています。冬の間にラウンドを続けていると、春以降のベストシーズンで上手くスタートダッシュができますよ!
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風に負けない防寒対策とは?
冬の風と上手に付き合うためには、まず「寒さで体が動かなくなる」という最大の敵を排除する必要があります。特に風が強い日は、気温よりも体感温度が大幅に下がるため、体温管理がスイングの再現性に直結します。最初に意識したいのは「首、手首、足首」のいわゆる三首を温めることです。ここを冷やすと体の中心部から熱が逃げ、体の回転も鈍くなります。ネックウォーマーや薄手の防風フェイスマスクは、冬の風対策として最も効果の大きいアイテムです。インナーは発熱系と防風系を重ねつつ、着込みすぎないことがポイントです。冬は厚着になると腕が振りづらくなり、そのせいでスイング軌道が乱れてミスショットをしやすくなります。
また、手先の冷えはグリッププレッシャーを不安定にし、風に負けるスピン量の多い球が出やすくなります。カイロで手を温めたり、ホール間は厚手のグローブを使ったりするだけでミスショットの確率は大きく下がります。さらに、カート移動中の風は体感で10m/s近くに感じることもあるため、移動時だけアウターを1枚増やすのも効果的です。まずは寒さから体を守ることが、冬の風に勝てるスイングの第一歩です。
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強い風に負けないマネジメントとは?
体温をしっかり保てる準備が整ったら、次は冬の風の性質を理解することが大切です。冬の風は重いという特徴があります。気温が低いと空気密度が高くなるため、アゲンストでは普段より戻される量が増えます。例えば夏なら1番手増しの風でも、冬は1.5番手から2番手上のクラブを持つ必要があります。また冬は風が読みにくく、弱まっては強まり、突然向きが変わることも多いのが特徴です。冬の風と上手に付き合うには、打ち方と狙い方を整理しておくことが重要です。
まず打ち方ですが、私は冬こそスリークオーターや8割スイングを推奨しています。フルスイングをすると体が回りきらず、球が高く上がって風に吹かれやすくなるためです。トップを小さく、フォローも抑えめにし、弾道を低く保つことを意識しましょう。打つ瞬間に無理に抑え込むのではなく、スイング全体をコンパクトにすることで自然と風に強い球になります。また冬はスピンが入りにくいので、アプローチやアイアンでも止めようとしないほうが無難です。
また、横風では無理に真っ直ぐ狙わず、風に乗せるルートを選ぶのがミスの幅を最小化します。そして、乾いて硬くなった冬のグリーンは止まりにくいため、キャリーを抑えて花道から攻めるのも効果的です。冬の風は無理に逆らわず、どう使うかがポイントになります。打ち方と狙いの両面から風を味方につければ、冬でも安定したスコアが期待できます。
冬の風は強く、重く、読みにくいため、普段と同じゴルフをしようとすると大きなミスを招きやすくなります。まずは寒さ対策で体の動きを確保し、そのうえで冬特有の風の性質を理解し、弾道を抑えたスイングと手前から攻めるマネジメントを徹底することがスコアメイクの鍵です。風に逆らうのではなく、冬の風の特徴を知ってうまく利用する意識を持つだけで、冬のラウンドはぐっと楽になりますよ。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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